より少なく、しかしより良く:「エッセンシャル思考」(グレッグ・マキューン)について

読書
この記事のおすすめポイント

「エッセンシャル思考」とはどういったものなのかを知ることができる
「ものごとを見極める」方法について理解できる
「減らすこと」の重要性について理解できる

モモキンです。

今回は「エッセンシャル思考」という本を紹介します。

著者はグレッグ・マキューンさんです。

電子書籍合わせて累計22万部販売、ビジネス書大賞書店賞を受賞していてかなり有名な本です。

Amazonのレビューも2000件を超えていました。

刊行は2014年11月19日でページ数は320ページです。

構成がパートと章とタイトルに分かれていて内容がしっかりと整理されています。

本文の中でに模式図や表が使われていて言葉で説明が難しい所を上手に補足しています。

「読者に分かりやすく伝える」ということが配慮されていて、著者は非常に賢い人だと思いました。

この本を読んでモモキンが考える結論は以下3点になります。

モモキンのこの本の結論

①多くのどうでもいいことの中から自分にとって本当に重要なことをえらぶ
②自分にとって重要でないことをやめ、上手に断る
③自分にとって重要なことを単純な仕組みに変えて取り組む

当然のことですが、

世の中は広く多くの人が住み、多くの事が行われ、多くの情報があります。

非常に便利である一方で意識して行動しないと仕事もプライベートもたくさんの「やらないといけない事」であふれてしまいます。

さらにはすべきことを自分で決めて行かないと他人の言いなりになってしまいます。

本当にやりたいことに集中して取組むための考え方や方法がこの本には書かれています。

この記事を参考に実際に本を読んでもらえるとありがたいです。

本の概要

PART1 エッセンシャル思考とは何か?

この章ではエッセンシャル思考の考え方について説明しています。

エッセンシャル思考をひとことで言い表すならば

「より少なく、しかしより良く」

となります。

エッセンシャル思考では以下のように考えます。

<エッセンシャル思考においての3つの真実>
①「やらなくては」ではなく「やると決める」
②「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」
③「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」

するべきことを見極めて集中して取組むことの重要性について説明しています。

PART2 見極める技術

この章では多数のことがらの中から重要なものを見極める方法について解説しています。

エッセンシャル思考の人の方こそがそうでない人よりも多くの事について調べ、分析を行っていると述べています。

あらゆるものに反応したり、安易に取り組んではいけないと述べています。

そのためには以下の5つが必要になります。

<重要なものごと見極めるのに必要な5つ>
①「じっくりと考える余裕」
②「情報を集める時間」
③「遊び心」

④「十分な睡眠」
⑤「何を選ぶかの厳密な基準」

生産性を上げるには数多くこなすのではなく、時間と余裕をもって事前検討を行うことが重要です。

そして「十分な睡眠」と「遊び心」があってこそ重要なものを見極めることができます。

PART3 捨てる技術

この章では本当に重要なものをやり遂げるためにいかに不要なものを捨てるかについて述べています。

そのために人への断り方や過去の捉われからの脱却方法について解説されています。

重要と判断し取り組んでいるものの中から余剰なものを削り出す方法についても述べられています。

PART4 しくみ化の技術

この章ではエッセンシャル思考を努力せずに自動的に実施する方法について述べれられています。

そのためには「余力を残す」「量を減らす」「小さく始める」「習慣化する」「今に集中する」といったことが重要になってきます。

そして著者は最後に「シンプルであること」が大事と述べています。

シンプルな生き方を目指せばものごとは上手くいくと考えを述べています。

勉強になったポイント

  • 重要な少数は瑣末な多数に勝る

何かの課題に直面した時によく考えずに多くのものに手を出してはいけません。

本質的な少数の事に取組むことの重要性について説明しています。

そもそも世の中に重要なことなどほんの少ししかないそうです。

それを見抜くためによく周りをみて分析することがエッセンシャル思考では重要になってきます。

  • 大切なことを知っていれば断ることができる

生きていれば自分の周りで仕事でもプライベートでも様々なことが起きます。

本当に重要なことを把握していないと急に決断を迫られたときに判断ができなくなってしまいます。

常日頃からすべきことの内容の把握と優先順位づけをしておくことが大切だと感じました。

本書では上手な断り方についていろいろと解説されていて自分に必要性の無いものを断ることの重要性について学びました。

まとめ:減らすことの重要性について

若い頃は「何でも経験」、「とにかく頑張る」、「若いうちの苦労は買ってでもせよ」みたいな言葉に捉われていました。

若いときだからこそ行動する前に「状況把握」と「分析」を行い自分の本当にやりたいことを見定める必要があると感じました。

そして周りからいろいろと言われますが「本質的なアドバイス」と「単なるお願い」を見極めて「自分に不要なものをはっきりと断る」ことが重要だと感じました。

常にやることを減らしたり効率的に行うことを考えるように意識したいと思います。

この記事を書いて感じたこと

① 今取組んでいることで今一度見直しを行い重要が何かを見定めよう
②自分にとって不要なものはハッキリと上手に断ろう


以上ありがとうございました。

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