①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2025年5月となりました。
ゴールデンウィークとなりました。
家族が引っ越して来て新学期を迎えました。
新しい学校にも慣れたようでよかったです。
モモキンは4月に2週間ほど中国に出張に行っていました。
久々に1人で各地を転々としたため少し不安でしたが駐在時代の感覚を取り戻しました。
高速鉄道や飛行機の国内線1人で搭乗し配車アプリも使いこなせるようになりました。
それでは2025年4月の状況をまとめていきます。
①4月8日の株価安値について
②主要指数の推移について
③マグニフィセント・セブンの決算について

投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2025年3月)の考えはこちらになります。
米国株の株価急落について
4月8日に株価はここ一年の安値を付けました。
- NYダウは37646ドル
- ナスダックは15268ドル
- S&P500は4982ポイント
S&P500は2024年の4月19日以来の安値更新となりました。
トランプ関税に対する不信感と強い雇用統計により利下げ延期予測により急落したと考えています。
VIX指数も急上昇し一時的に株価は大きく値を下げました。
しかしながら翌日には大幅に上昇し4月末の株価としては変化は少ないものとなりました。
4月の主要株価指数の推移について
4月の米国株価主要3指数の推移は以下の通りです。
- NYダウは41584ドルから40114ドルと3.5%の下落
- ナスダックは17323ドルから17383ドルと0.3%の上昇
- S&P500は5581ポイントから5525ポイントと1.0%の下落
一旦急落し底打ちしたのかそれとも下落トレンドが続いているのか非常に不透明です。
為替についても149.8円/ドルから143.7円/ドルと6.1円の円高ドル安となりました。
金利の変動が少ないことから関税政策の影響で為替がドル安円高に動いたと考えています。
3月の消費者物価指数は以下の通りです。
- 総合CPIは前年同月比で2.4%の上昇
- コアCPIは前年同月比で2.8%の上昇
総合&コアCPIは実績が予想を下回り3%を切っていることからインフレは落ち着いていると言えます。
3月の雇用統計については以下の通りです。
- 失業率は4.2%と先月より0.1%上昇
- 非農業部門雇用者数は前月比22万8000人増
非農業部門雇用者数は大きく増加し失業率も低い状態が続いています。
トランプ大統領が関税政策を打ち出した4月以降の経済データに注目すべきと考えています。
マグニフィセント・セブンの決算について
米国主要企業の第1四半期の決算が出揃ってきました。
一株あたりの利益と昨年同期比は以下の通りです
- Tesla EPS:$0.27(-40%)
- Alphabet EPS:$2.81(+49%)
- Microsoft EPS:$3.46(+18%)
- Meta EPS:$6.43(+37%)
- Amazon EPS:$1.59(+62%)
- Apple EPS:$1.65(+8%)
テスラはイーロン・マスクによる政策推進でブランドイメージの低下の影響がでています。
アルファベットはグーグルクラウドの成長やAI関連の投資の効果が寄与し始めました。
マイクロソフトはクラウドサービスのAzureが収益を牽引しています。
メタは広告費用の増加が収益に寄与しています。
アマゾンはAWSの成長が収益に大きく寄与しています。
アップルはアイフォンの販売とサービス部門の成長が収益に寄与しています。
Nvidiaについては5月末に決算発表予定です。
関税の影響で株価は下落していますが第1四半期決算は概ね好決算となりました。

まとめ:グレースワンがやってきた
4月3日から米国株は下落が始まり4月7日と4月8日で大きく値を下げ4月末に向けて値を戻しました。
1年に一回あるかないかの仕込み時だったのではないでしょうか?
円建ての場合は為替の下落も相まって直近の最高値から25%ぐらい値下がりました。
ブラックスワンとは言えないまでもグレースワン級の値下がりと言えます。
前回の記事にて「来週の月曜日は買い場」といいましたが4月7日と8日は絶好の買い場となりました。
私もしっかり買わせてもらいました。
普段は余力を持ちながら積立を行い短期的な暴落で買い増すことができればよいと考えています。
最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①米国株は4月3日から値を下げ4月7日と8日で大きく値を下げ月末に掛けて値を戻した
②米国時価総額上位銘柄の第1四半期のEPSは概ね堅調な結果だった
③3月のCPIも雇用統計も安定していたが関税政策打ち出した4月の数値に注目が必要
以上ありがとうございました。
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