買い場がやってくる?:今後の投資先について(2023年8月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

2023年8月末となりました。

お盆も明けて暑い日々が続いていますがピークは過ぎました。

夏休みは時間をとって資産運用の見直しと投資方針の変更を検討しました。

その方針についても少し触れてみたいと思います。

それでは2023年8月の状況をまとめていきます。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①8月ジャクソンホール会議講演について
②来月は1年を通して最高の買い場
③インド株について

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

前回(2023年7月)の考えはこちらになります。

8月ジャクソンホール会合講演について

パウエル議長は8月25日ジャクソンホール会合にてにて講演を行いました。

その内容をまとめると以下のようになります。

  • インフレ率はピークからは下がったが今なお高い
  • 我々の目標インフレ率は以前と変わらず2%である
  • 目標達成の為に追加利上げに動く用意がある

実際の講演内容を確認すると

「米国経済にダメージを与えないようにしながら金融政策を決めている」

ように見受けられました。

当面は現在の政策金利を維持し経済データをみて利上げするかを判断すると考えられます。

参考にFedWatch(政策金利予測ツール)では9月は金利据え置き、11月は0.25%の利上げの確率が1番高く予測されています。

一方で今年後半や来年初に予測されていた利下げの可能性は大きく遠のいたと考えています。

米国の好景気は当面続きリセッションによる金融緩和は早くても来年後半以降と考えています。

今月発表された7月の消費者物価指数(CPI)と失業率を振り返ります。

CPIは総合で3.2%コアで4.7%での上昇となりました。

先月とほぼ変わらない状況となりました。

9月FOMC前にCPIの発表がありますが余程のことがない限り政策金利は据え置きと考えています。

また7月の失業率は3.5%、非農業部門雇用者数は前月比18万7000人増でした。

先月に引き続き労働市場が健全なため金融引き締めに追い風の結果となりました。

来月は1年を通して最高の買い場

今月の株価3指数の動きをまとめます。

  • NYダウは35459ドルから34347ドルと3.1%の下落
  • ナスダックは14317ドルから13591ドルと5.1%の下落
  • S&P500は4582ポイントから4406ポイントと3.8%の上昇

3指数とも下落に転じました。

8月は夏枯れ相場といい、夏休みで経済活動が停滞するため株価も下落するといわれます。

見事にその内容を反映した内容になりました。

もしアノマリー(理屈に基づかない規則性)を重要視するならば以下の格言があります。

「Sell in May and go away, don’t come back until St. Leger Day.」
(5月に売り抜けて、セントレジャーデーまで戻って来るな)

セントレジャーデーとは9月第2土曜日にイギリスで行われる競馬のレースです。

1971年から2022年までS&P500とNASDAQと日経平均の騰落率の最も高い月と低い月は以下のようになります。

  • S&P500は最低が-0.62%(9月)、最高が1.64%(12月)
  • NASDAQは最低が-0.67%(9月)、最高が2.38%(1月)
  • 日経平均は最低が-0.37%(9月)、最高が2.11%(1月)

平均的な動きをみると9月に株価は下落して年末年始にかけて株価は上昇する傾向にあります。

実際には株価は様々な影響を受けるので毎年そのようになるという訳ではありません。

しかし金融引締めが継続することから今年の9月は下落相場のアノマリーに従うと考えています。

インド株について

インド株に注目しています。

きっかけはYoutubeの動画で取り上げられていることが多く自分でも調べるようになりました。

インド経済のメリットについてまとめると以下のことが分かります。

  • 人口が中国を抜いて世界第1位になった(2022年)
  • GDPが世界第5位となった
  • 人口の構成が釣り鐘型で今後も生産年齢人口の増加が期待できる
  • 経済政策が独自で西側諸国だけではなくロシアや中国とも積極的に経済取引している

インド経済のリスクとしては以下のようなことがあります。

  • インドもインフレが発生していて金利が上昇していて株安のリスクがある
  • インドは発展途上国なので先進国と比較すると政治や経済が不安定

オルカンのような全世界株インデックスファンドもいいと思います。

しかしアメリカやインドといったGDPが高く生産年齢人口が今後も増加する国があります。

それらの国に厚く投資を行うことで資産を最大化させたいと考えるようになりました。

インドの個別銘柄の分析は難しいので手数料が安いインデックスファンドに投資しています。

具体的な投資先としては以下の2銘柄に投資しています。

  • ウィズダムツリー インド株収益ファンド(米国株ETF)
  • iFreeNEXT インド株インデックス(投資信託)

米国株インデックスファンドと同様に長期投資を目指していますので積立投資を行っています。

来年からは新NISAが始まるのでそちらも活用していく予定です。

結果等もまとめて行きたいと考えています。

まとめ:9月以降に買い場はやってくるか?

株式相場のアノマリーとFRBの金利見通しを考慮すると来月以降に買い場がくると考えています。

個別銘柄やインデックスファンドで大きく下げるタイミングがあれば買い向かいたいと思います。

失業率や消費者物価指数によって今後も金利見通しが決まってくるため注目していきます。

年末に向けて株価は上昇すると思いますので粘らずに素早くポジションを取りたいと考えています。

最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。

この記事を書いて感じたこと

①ジャクソンホール会合にて引き続き金融引締め継続の方針が明確になった
②9月~10月に株式購入のタイミングがやってくる可能性が高い
③インド経済に注目しインド株インデックスに積立投資を開始した


以上ありがとうございました。

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