インフレがぶり返す:今後の投資先について(2023年2月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

モモキンです、2023年2月末となりました。

今月も寒い日が続いています。

変わったことといえば段々と日が長くなってきたことでしょうか?

あれほど体調に気をつけましょうといっていたのに風邪でダウンしてしまいました。

熱はあまり出ませんでしたが声はガラガラで目が腫れてしまい散々な1週間を過ごしていました。

趣味の畑は土づくりをしたいのですが週末直前に雨が降ってしまいます。

土の乾きが悪いので何もできずに数週間放置しています。

今月末にジャガイモを植える予定で準備をしていました。

しかしながら土の渇きがよくないので来週に回そうかと考えています。

もう少し気温が上がって欲しいところです。

2023年2月の状況をまとめていきます。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①1月の米国のインフレ状況について
②次期日銀総裁と金融政策について
③2023年の原油の需要予測について

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

前回(2023年1月)の考えはこちらになります。

1月の米国のインフレ状況について

2023年1月は米国でインフレが再燃しています。

1月の米国消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.4%となり先月から0.1ポイント下げました。

エネルギーと食品を除いたコアCPIは前年同月比5.6%上昇と先月から0.1ポイント下げました。

1月CPIは先月とほぼ変わらずということで横ばいになっています。

1月の生産者物価指数(PPI)は市場予測に対して上昇しました。

そして2月24日に発表された個人消費支出(PCE)は前年同月比5.4%と先月から0.4ポイント上げました。

エネルギーと食品を除いたコアPCEは前年同月比4.7%上昇と先月から0.3ポイント上げました。

1月に関してはインフレが進んでしまい、昨年末のインフレ抑制傾向から反転してしまいました。

10年債利回りとドル円レートの今月の推移は以下の通りです

  • 10年債利回りは3.51%から3.95%と0.44ポイントの上昇
  • ドル円レートは1ドルが129.85円から136.46円と6.61円の円安ドル高

ダウとNASDAQとS&P500の今月の推移は以下の通りです

  • NYダウは33978ドルから32816ドルと3.4%の下落
  • ナスダックは11621ドルから11394ドルと2.0%の下落
  • S&P500は4070ポイントから3970ポイントと2.5%の下落

3指数とも下落となり、先月から反転しました。

今回の結果をまとめると

「インフレは再燃し金利は上昇、それに伴い円安が進み株価は下落した」

と見ています。

先週金融引き締めが弱まりつつあることを報告しましたがインフレが再燃しています。

これを受けてFRBも市場も金融引き締めが先月予測よりも強まると考えているようです。

また1月の失業率は3.4%と非常に低く金融引き締めに対して追い風となっています。

次期日銀総裁と金融政策について

政府は4月に任期満了となる黒田日銀総裁の後任として経済学者の植田和男氏を提示しました。

植田氏は日銀のゼロ金利政策や量的緩和政策に理解が深い一方で出口戦略の必要性を説いています。

指名直後は日銀の金融緩和政策が変更されるのではないかと憶測されていました。

その後のインタビューや国会での所信聴取では現在の金融緩和は必要かつ適切と述べてます。

以上のことから現在の金融緩和が続いて金利も低く据え置かれると予測されています。

それもあり日米の金利差の影響が為替にも反映されて円安ドル高が進んでいると考えています。

一方で日本の貿易収支は18か月連続で3兆4966億円の赤字で前年比59.0%増となっています。

日本の外貨流出が続いていてこのまま低金利を続けるのは困難と予測しています。

植田氏が日銀総裁に就任後、それらの課題に対してどのように対応するかを注視しています。

2023年の原油の需要予測について

国際エネルギー機関(IEA)の発表では2023年は中国の経済成長が回復し日量200万バレルまで需要が増加すると予測されています。

またウクライナ・ロシア戦争の影響でアメリカとヨーロッパがロシア産原油の輸入を停止しました。

その影響によりロシア産の原油はインドと中国に流れています。

実際にロシア産原油の中国輸出量は日量166万バレルと過去最高となりました。

またインドは先月ニューヨーク向けに過去4年間で最大量のガソリンと軽油の輸出をしました。

更にはヨーロッパ向けの低硫黄軽油の輸出量も2021年10月以降最大の輸出をしています。

アメリカやヨーロッパはロシア産原油を他国で生成した石油製品の輸入は禁止していません。

よってロシア産原油が中国やインドで石油製品となって世界中に供給されています。

以上のことから次のようなことが考えれれます。

  • インドや中国はロシアから安く原油を輸入して石油製品にして世界に供給している
  • ロシアは原油を中国やインドに供給し石油製品を世界に供給するため輸送コストは上がる
  • 結局のところ世界中にロシア産原油は共有されるため原油不足は今のところ考えにくい

今のところ上記のように考えていますが中東諸国やロシアが減産しないとも言いきれません。

引き続きどうなるかを注視していきたいと思います。

まとめ:インフレが再燃すると利上げに注目が戻る

前回インフレはピークアウトしたので次のテーマへシフトすると述べました。

米国の経済指標でインフレが再燃していることが明らかになりました。

すると利上げ予測や為替に影響がでて株価も下落しそこに注目がいってしまいました。

今後もこのような事態が毎月ではないにしても年内に数回は起こるのでないかと考えています。

先月の別テーマを考えつつインフレが再燃しないのかということも考慮したいと思います。

どんなときでもNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。

この記事を書いて感じたこと

①1月はインフレは再燃して今月は金利は上昇、株価は下落円安も進んだ
②日銀の次期総裁は植田氏に決まり、当面は金融緩和継続だがずっと続けるのは困難
③原油の供給は続くが原油や石油製品のルートは大きく変わり輸送コストが増加する


以上ありがとうございました。

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