景気後退は遅れる:今後の投資先について(2023年7月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

2023年7月末となりました。

梅雨も明けて暑い日々が続いています。

もうすぐ夏休みです、まとまった時間をとって資産運用の見直しをしたいと考えています。

2023年7月の状況をまとめていきます。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①7月FOMCにて利上げ再開
②7月の米国株価と米国企業の決算について
③7月の日銀金融政策決定会合について

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

前回(2023年6月)の考えはこちらになります。

7月FOMCにて利上げ再開

7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は25、26日の会合で政策金利を0.25ポイント引上げました。

これにより政策金利は5.5%となり2001年1月以来の高金利となりました。

質疑応答では「インフレが続いており今後の金融政策はデータ次第」と述べられました。

FedWatch(政策金利予測ツール)によると政策金利の次回据え置きの確率が80.0%と据え置きの可能性が高いとされています。

市場の予測では今後の追加利上げはないとされていますが、消費者物価指数や失業率の動向により変化する可能性があります。

市場の予測では追加利上げはないとされていますが消費者物価指数や失業率の動向により変化する可能性があります。

さて、今月発表された6月の消費者物価指数(CPI)と失業率を振り返ります。

消費者物価指数(CPI)は総合で3.0%コアで4.8%での上昇となりました。

CPI総合指数は去年の6月にピークをつけて利上げにより1年間下がり続けました。

FRBが目標としている2%まであと少しの状況です。

また6月の米国雇用統計によると失業率は3.6%、非農業部門雇用者数は前月比20万9000人増となり、労働市場は十分健全であると判断されています。

7月の米国株価と米国企業の決算について

今月の株価3指数の動きをまとめます。

  • NYダウは34407ドルから35459ドルと3.1%の上昇
  • ナスダックは13788ドルから14317ドルと3.8%の上昇
  • S&P500は4450ポイントから4582ポイントと2.9%の上昇

3指数ともに先月に続き上昇しています。

インフレが収まりつつあり政策金利も上限に近づいていると思われます。

主要企業の決算も予想を上回るものが多く株高が続いていると考えています。

マイクロソフトの決算は売上は昨年同期比8%増、純利益は20%増となりました。

アルファベットの決算は売上は昨年同期比7%増、純利益は15%増となりました。

またアップルとアマゾンの決算は8月頭に発表されます。

アップルは減収減益、アマゾンは減収増益が予測されています。

7月の日銀金融政策決定会合について

日本銀行は7月28日の金融政策決定会合で長期金利の指値オペ利回り水準を従来の0.5%から1.0%に上げることを決定しました。

つまり10年国債の金利が1.0%になることを日銀は許容することになります。

この決定は最近の資源高による国内のインフレを受けて、金融緩和をやめる準備を始めたものと考えらます。

さらに日銀は今後の物価見通しとして2023年は前年比2.5%の上昇を予測しています。

そして2024年は1.9%の上昇、2025年は1.6%の上昇と予測していることから現在の物価上昇は一時的なものと考えられています。

まとめ:利上げ停止後の経済状況

FRBは一年以上も政策金利を上げ続けてきました。

しかしインフレのピークは過ぎているものの、未だに好景気とインフレが継続しています。

パウエル議長の記者会見では「利上げを停止するかは今後のデータ次第」と述べています。

今後の経済データを注視して利上げの判断を行っているようです。

今年後半には景気後退が予測されていましたが現時点では年内は好景気が続く見込みです。

アノマリーにより8月の株価上昇はないと予測していますが年末に向けて更に株価は上昇する可能性があります。

一方で8月や9月に株価が全体的に下落するようであれば買い増すことを検討しています。

最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。

この記事を書いて感じたこと

①今月のFOMCは予想通り0.25ポイントの利上げとなった
②インフレも徐々に収まりつつあり目標の2%まであと少しとなった
③米国の景気後退は以前の予測よりも後ろにズレて年末に株価が上昇する可能性がある


以上ありがとうございました。

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