①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2024年4月末となりました。
来週からゴールデンウィークとなります。
モモキンが勤めている会社も1週間お休みとなります。
まとまった時間がないとできないことに注力する予定です。
また綺麗だった桜の花も散って新緑となり気温も上がってきました。
過ごしやすい季節が始まって来ました。
それでは2024年4月の状況をまとめていきます。
①4月の日銀金融政策決定会合と円安について
②4月の米国株主要3指数と失業率、消費者物価指数について
③米国主要企業の決算について
投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2024年3月)の考えはこちらになります。
4月の日銀金融政策決定会合と円安について
日本銀行は4月25、26日で開催した金融政策決定会合にて政策金利を据え置く決定をしました。
短期金利の誘導目標を0〜0.1%に据え置き国債購入も維持するとし金融緩和の継続を発表しました。
これを受けて為替は円安に進み1ドル156円となったあと更に円安が進みました。
現在1ドル158円台まで円安が進んでいます。
日銀の植田総裁は記者会見にて「現在の円安は基調的な物価上昇に対して無視できるか?」
という質問に対してはっきりと「はい」と回答し円安を容認している態度を示しました。
また米国のイエレン財務長官も「為替介入は「まれ」であるべき」とインタビュに答えました。
鈴木財務大臣も「為替市場の動向を注視し、万全の対応を取っていきたい」とのコメントしました。
まとめると日米の主要ポストにつくメンバが現在の円安を容認していると理解することができます。
4月の米国債10年利回りも4.21%から4.67%と年初から4ヶ月連続で上昇しています。
それにより為替も長期金利に連動して円安が進んでいるということができます。
労働市場は減速しているものの依然として安定した水準であるといえます。
4月の米国株主要3指数と失業率、消費者物価指数について
4月の米国株価主要3指数をまとめると以下の通りです。
- NYダウは39807ドルから38240ドルと3.9%の下落
- ナスダックは16739ドルから15928ドルと4.8%の下落
- S&P500は5254ポイントから5100ポイントと2.9%の下落
6ヶ月目にして3指数とも下落しました。
長期金利が上昇したため株価が下落していると考えることができます。
3月の消費者物価指数と失業率は以下の通りです。
- コアCPIは前年同月比で3.8%の上昇(前月は3.8%)
- 総合CPIは前年同月比で3.5%の上昇(前月は3.2%)
物価上昇率は昨年の6月から横ばいから微増の状況となっています。
また3月の失業率と非農業部門雇用者数は以下の通りでした。
- 失業率は3.8%で変化なし(前月は3.8%)
- 非農業部門雇用者数は30万3000人増(前月は27万5000人増)
3月の消費者物価指数が横ばいで失業率も低いことから利下げの予測が後ろにずれました。
その結果、長期金利は上昇し株価は下落に転じていると考えるのが基本的な考え方だと思います。
米国主要企業の決算について
米国主要企業の決算情報が行われています。
- マイクロソフトの1月〜3月の収益は619億ドル、1株利益は2.94ドル
- グーグルの1月〜3月の収益は805億ドル、1株利益は1.89ドル
- メタの1月〜3月の収益は365億ドル、1株利益は4.71ドル
- テスラの1月〜3月の収益は213億ドル、1株利益は0.45ドル
マイクロソフト、グーグル、メタが増収増益となった一方でテスラは減収減益となりました。
高金利のなか巨大IT企業は売上を伸ばし、EVメーカでであるテスラは売上が低迷しました。
各社ともAI関係の需要が拡大していて技術開発や設備投資を進める発表をしています。
まとめ:円安の歯止めはどこか?
年初から円安が続いています。
年初に1ドル140.8円だったのが現在1ドル158.2円と4ヶ月で17.4円の円安となりました。
このまま円安が続くと輸入価格の上昇により産業や家計に影響が出てきます。
その前に為替介入もしくは利上げが行われると考えられます。
しかし日米の要人が円安を容認しているため歯止めとなるレートがいくらなのかに注目しています。
155円は超えてしまったので次の水準は160円と考えています。
米国株インデックスファンドは買いづらいですが買っていくしかありません。
米国個別株は円をドルに変えてまで買う必要は今のところないと考えています。
政府の動きをみて米国株を購入するタイミングをうかがっている状況です。
最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①日本銀行の政策金利の維持と金融緩和策により円安が進んでいる
②米国は物価上昇と低失業率により利下げが更に遅れるため長期金利が上昇している
③米国主要企業の決算は比較的よくAI需要が売上を牽引している
以上ありがとうございました。
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