2023年を振り返る:今後の投資先について(2023年12月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

2023年12月末となりました。

今年も本日で終わりとなりました。

歳を重ねるにつれて月日の流れる速さを感じます。

今年はいろいろなことにチャレンジできて実りのある一年だったと思います。

一方で決断することの難しさを強く感じました。

それでは2023年12月の状況をまとめていきます。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①12月FOMCと今後の政策金利見通しについて
②主要3指数の2023年の動きについて
③2024年について考える

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

前回(2023年11月)の考えはこちらになります。

12月FOMCと今後の政策金利見通しについて

米連邦公開市場委員会(FOMC)が12月12日から12月13日に行われました。

前回と同様に米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を5.25-5.5%で据え置きました。

声明では2024年に複数回に渡っての利下げが行われる見通しを示しました。

その内容を受けて金利は大きく低下し株価は上昇しました。

12月の金利変動は以下の通りです。

  • 米国債2年利回りは4.96%から4.25%の低下
  • 米国債10年利回りは4.47%から3.87%の低下

特にFOMCの発表直後に大きく金利は下がりました。

また12月の米国株価主要3指数をまとめると以下の通りです。

  • NYダウは35390ドルから37690ドルと6.5%の上昇
  • ナスダックは14251ドルから15011ドルと5.3%の上昇
  • S&P500は4559ポイントから4770ポイントと4.6%の上昇

11月に引き続き3指数とも上昇しました。

S&P500については2022年1月3日に付けた最高値4797ポイントに接近しています。

主要3指数の2023年の動きについて

今年の米国株価主要3指数の値動きは以下の通りとなりました。

  • NYダウは33147ドルから37690ドルと13.7%の上昇
  • ナスダックは10466ドルから15011ドルと43.4%の上昇
  • S&P500は3840ポイントから4770ポイントと24.2%の上昇

指数が大きく上昇した理由は時価総額の大きい企業の株価が上昇したためです。

特に以前取り上げたマグニフィセントセブンの株価が今年は大きく上昇しました。

マグニフィセントセブンとはアップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、エヌビディア、メタ、テスラの7社になります。

今年は巨大テック企業集団(マグニフィセントセブン)が米国の株価を大きく引き上げたといえます。

彼らは金利が非常に高い一年の中で株価を大きく上昇させることができました。

それぞれの企業がITを中心としたビジネスモデルで大きく成長していると考えることができます。

一方でエネルギーセクタや公益セクタや生活必需品セクタは冴えない一年となりました。

2024年について考える

2024年は以下のテーマが米国株価へ影響が大きいと考えています。

  • 米国政策金利の利下げ
  • 米国大統領選挙
  • ウクライナ・ロシア戦争、イスラエル・パレスチナ戦争の状況
  • ビットコイン半減期

利下げが行われれば債券から株式市場にお金がながれますし、大統領選挙の年は株価が上昇するというアノマリー(科学的根拠のない経験則)があります。

またビットコイン価格とナスダック指数は相関が強いことが知られています。

2024年はビットコインの半減期があり、ビットコインETF上場についての関心が高いです。

ナスダック指数がビットコイン価格に連動するならば価格上昇が期待できると考えています。

また米国株価に影響はないかもしれませんが日本では新NISAが始まります。

税金が優遇されるのでインデックスファンドを中心にうまく活用したいと考えています。

まとめ:不確実性とどのように向き合うか

2022年にハイテクセクタが株価を下げ金利上昇が続きました。

よって2023年は不景気になりディフェンシブセクタが注目を集めると考えていました。

実際は異なりマグニフィセントセブン代表される大型テック企業の株価が大きく上昇しました。

改めて未来を予測することは困難であるということを理解しました。

一方で確実性の高い現象も多くあります。

例えば株価のアノマリーや各国の人口動態、あらかじめ予定されているイベントです。

それらから仮説を立てて行動していくことが重要だと考えています。

来年も皆様にとって良い年となることを願っています。

今年一年ありがとうございました。

最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。

この記事を書いて感じたこと

①政策金利はこれ以上上昇することなく来年は利下げが見込まれる
②米国主要3指数は2023年に大きく上昇した
③確実性の高い現象に注目して仮説を立てることが重要


以上ありがとうございました。

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