①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2024年8月末となりました。
台風が本土上空を通過しています。
台風で被災された地域の方にお見舞い申し上げます。
新しい会社で働きはじめました。
早速中国に2週間出張とのことでちょっとびっくりしました。
しかし過去の経験もあり有意義に働く事ができました。
できたばっかりの会社でいろいろと課題がありますがスピーディー解決していきたいと考えています。
それでは2024年8月の状況をまとめていきます。
①8月の米国株の推移について
②8月のCPIと失業率について
③為替動向について
投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2024年7月)の考えはこちらになります。
8月の米国株の推移について
8月の米国株価主要3指数の推移は以下の通りです。
- NYダウは40589ドルから41563ドルと2.4%の上昇
- ナスダックは17358ドルから17714ドルと2.1%の上昇
- S&P500は5459ポイントから5648ポイントと3.4%の上昇
今月は3指数とも上昇となりました。
先月は夏から秋にかけて下落して行くだろうと予測していました。
実際は各企業の第2四半期の業績がよく、株価を支えた形になっています。
また後述しますが9月の利下げがほぼ確実となりその期待を織り込んでいると考えています。
8月発表のCPIと失業率について
7月の消費者物価指数(CPI)は以下の通りです。
- 総合CPIは前年同月比で2.9%の上昇(前月は3.0%)
- コアCPIは前年同月比で3.2%の上昇(前月は3.3%)
失業率と非農業部門雇用者数は以下のとおりです。
- 失業率は4.3%(先月は4.1%)
- 非農業部門雇用者数は前月比11万4千人増(前月は17万9千人増)
コアCPIは4ヶ月連続で伸び率が鈍化しました。
また失業率も4ヶ月連続で上昇しています。
景気後退(リセッション)に向かっていると考えています。
しかし本当に景気後退するのか景気が持ち直すのかはまだわかりません。
過去の経験からすると景気後退したら6〜18ヶ月くらい続くといわれてます。
またパウエル議長もジャクソンホール会合にて下記のようにコメントしています。
「政策を調整する時が来た。方向性は明確であり、利下げのタイミングとペースは今後入手するデータ、変動する見通し、そしてリスクバランスに左右される」
このことから9月の利下げは確実視されていてその後のCPIと失業率の推移に注目しています。
為替動向について
今月も円安となりました。
- 為替は1ドル153.72円から146.16円と4.9%の下落
7月31日の日銀政策金利決定会合にて政策金利を0〜0.1%から0.25%に引き上げました。
この結果大きく為替が動き、市場サプライズとなり短期的に日本の株価も大きく下落しました。
今後も景気動向を見ながら利上げをしていくという立場をとっています。
7月に大きく円安に振れていたためそれを懸念しての対応だと考えています。
9月は米国が利下げに動く可能性が高いのでさらに円高が進むと思います。
それ以外の部分で円安に進む可能性があれば利上げをしていくという方針だと考えています。
まとめ:米国の利下げと為替の動向
経済指標が出揃ってFRBも次回会合で利下げすることが確実視されてきました。
9月に利下げしたあとに市場がどのように動くのかに注目しています。
米国の失業率が引き続き上昇するようであればリセッションに入る可能性が高いです。
そうなってくると株価は下落していきますし、FRBも追加利下げを迫られると思います。
株価も下落し為替も下落するのでダブルパンチで資産が減ることになります。
そうなってくると狙っていた高配当株を買ってもいいと思います。
またVTIやVOOをスポットで積み増してもよいと考えています。
最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①米国は4ヶ月連続でコアCPIは鈍化し失業率は上昇している
②景気後退に入ると6ヶ月〜18ヶ月は続くとされている
③9月の利下げはほぼ確実なのでその後のCPIや失業率を注視する必要がある
以上ありがとうございました。
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