ウクライナ侵攻の影響:今後の投資先について(2022年2月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

2022年2月末となりました。

2月は非常に寒い日が続きました。

モモキンは畑をやっているのですが今月は全然作物が育ちませんでした。

寒くて畑に行く日も少なく週末家で過ごすことが多い月となりました。

それでは2022年2月末時点での投資先について考えたいと思います。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①ロシアによるウクライナ侵攻により様々なものに影響が発生
②米国経済はインフレが更に進みその対策が始まる
③世界的なエネルギー価格の上昇によりその対応で混沌とした状況となる

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

前回(2022年1月)の考えはこちらになります。

ロシアによるウクライナ侵攻により様々なものに影響が発生

ロシアはプーチン大統領の指示のもと2月24日にウクライナ侵攻を開始しました。

言い分としてはロシアの安全を守るためとしていますが実際はウクライナのNATO加盟だけは「許されざる一線」として警告してきたにもかかわらず守らなかったためだと考えられます。

ウクライナとしてもロシアの支配からの独立を目指し覚悟を決めて抗戦しています。

しかしながら武力や兵力の圧倒的な差と欧米諸国からの軍事的な支援は期待できないため短期間で決着がつくものと考えられます。

軍事侵攻は現在の国際社会のなかでは批判の的となっていていますがアメリカをもってしてもロシア相手に戦争はできず、米国&ヨーロッパ&日本を中心にロシアに対して経済制裁を進めています。

今考えられる経済制裁としては以下のようなものがあります。

<今後ロシアに対して行われると考えられる経済制裁>
①輸出入規制
②人々の出入国規制
③送金規制

【輸出入規制】

輸出入規制に関しては半導体などの軍事転用が可能な機器関しては規制を開始しましたが天然ガスや石油、アルミニウム等は経済活動に大きな影響がでるため規制しないとしています。

しかし今後の状況によっては更に規制が増える可能性も十分あると考えています。

人々の出入国規制

入出国規制に関しては各国でビザの発給停止を計画しており人の往来が困難になると予想されます。

送金規制

米国とヨーロッパと日本では国際銀行間通信協会(SWIFT)の国際決済ネットワークからのロシアの一部の銀行を排除することで合意しました。

これにより輸出入の費用の決済に制限がかかるため輸出入自体に制限がかかります。

具体的な銀行やどの決済に関して制限をかけていくのかは今後協議していくことになりそうです。

米国経済はインフレが更に進みその対策が始まる

2022年1月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比7.5%上昇と先月の7%から0.5ポイント上昇となりました。

食品とエネルギーを除いたコアCPIでも前年同月比6%上昇となっています。

CPIが7.5%上昇するのは40年ぶりとのことでまれに見ぬ上昇率となっています。

FRBも利上げは近々実施されるだろうとアナウンスしており、3月15,16日で行われるFOMCで正式に発表されるのではないかと思われます。

利上げが実施されれば金利が上昇するため高PERが許容できなくなるため株価は値下がりするといわれています。

ただし利上げも0.25%なのか0.5%なのかは分かりませんし年内全てのFOMCで利上げが実施されるのかも不明です。

消費者物価指数などのインフレを表す指数によって総合的に判断されると思います。

一方でウクライナ侵攻の影響で経済自体が混沌とした状況で先が読めなくなってきています。

各経済指標の数字の確認とFOMCやFRBのコメントに注視しながら対応していきたいと考えています。

また、ダウは先月末の35131ドルから34058ドルと3.1%の下落、NASDAQは14239ドルから13694ドルと3.9%の下落、S&P500は4515ポイントから4384ポイントと3%の下落となりました。

米国債2年利回り及び10年利回りの上昇とウクライナ侵攻の影響で下落したと考えられます。

3月も利上げやウクライナ侵攻の影響で下落すると思われますがエネルギーセクタや生活必需品セクタはインフレの影響もあり価格上昇していくのではないかと考えています。

あくまでも自己責任でお願いします。

世界的なエネルギー価格の上昇によりその対応で混沌とした状況となる

コロナショックで大暴落してから原油価格はずっと上昇してきました。

最近は原油や天然ガスの需給もひっ迫してきて価格上昇が続いてきたところにロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。

欧米と日本はロシアに対して原油や天然ガスでも規制をかけたいところですが更に上昇すると国民の生活に更に影響がでるので規制をかけることは困難な状況です。

中近東の国も石油の増産ペースを上げることは今のところ考えていないようです。

米国がサウジアラビアに増産要請するのかシェールオイルを全面的に復活させるのかロシアに規制をかけることなくやり過ごすのか今後増えると考えられる需要にどのように対処するのか注視する必要があります。

前回の記事では原油価格は上昇するだろうとコメントして実際にそうなってきました。

しかしエネルギー価格上昇による世界の人々の生活への影響が大きくどこかで頭打ちするのではないかと考えています。

今後もエネルギー価格とその動向については注視していきたいと思います。

まとめ:変わりゆく状況を注視しよう

先月不透明なウクライナ情勢とコメントしていましたがウクライナ侵攻にまで発展するとは思っていませんでした。

欧米日でどこまでロシアに対して経済制裁を行うのかも分かりません。

いろいろな交渉が水面下ですすんでいると思います。

米国の利上げはまだ始まっていないしその後金融引締めも始まると言われています。

ウクライナ侵攻による情勢不安もまだまだ続くとおもわれます。

先が見渡せなくなってきましたが一つ一つの事実をよく分析して考えて行くしかないのではと考えています。

ずっと言い続けていますがこんなときでもNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきたいです。

この記事を書いて感じたこと

①ロシアのウクライナ侵攻により先が読めない状況になったので動向を注視する
インフレは今月も改善されずFRBは3月から利上げ予定、どこまで続くのか注視する
③インデックス投資はウクライナ侵攻で先が読みづら状況があっても愚直に積立てる



以上ありがとうございました。

気に入って頂けたらシェアやフォローしてもらえると嬉しいです。

投資
スポンサーリンク
シェアする
モモキンをフォローする

コメント