グロースからバリューへ:今後の投資先について(2024年11月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

2024年12月となりました。

朝晩寒く、暖かい日と寒い日が交互に続き本格的な冬に向かっていると感じています。

海の近くで比較的暖かい地域住んでいるためかあまり紅葉は感じられないです。

新しい会社では今月に工場の開所式を行うため工場の改造工事に本格的に取組んでいます。

また納品した製品の不具合対応を進めたりと本格的に業務も始まってきました。

リソーセスの不足やメンバのコミュニケーションなど課題もだんだんと明確になってきています。

メンバをリードできるように頑張って行きたいと考えています。

それでは2024年11月の状況をまとめていきます。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①米国大統領選挙の結果について
②11月の各主要指数について
③11月のFOMCの結果について

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

前回(2024年10月)の考えはこちらになります。

米国大統領選挙の結果について

11月の大統領選挙開票結果により共和党候補のドナルド・トランプ氏が第47代大統領に選ばれました。

トランプ氏は前大統領で2期目となります。

また共和党が上下両院を制することになりました。

ホワイトハウスと議会の全てを共和党が掌握する「トリプルレッド」が実現します。

これにより大統領の政策が実現されやすい状態になります。

トランプ氏が掲げてきた政策は沢山ありますが米国経済への影響度の度合いが大きいものとしては以下が考えられます。

  • 対中政策を意識した関税の引き上げ
  • 化石燃料規制緩和を中心とするエネルギー政策の転換
  • 減税及び金融緩和の推進

米中関係の悪化が進み関税強化によるサプライチェーン収益悪化を懸念しています。

一方で規制緩和や金融緩和の推進から株式に対しても優位な政策を進めるとこが考えられます。

上記内容からグロースからバリュー業種が優位になるように政策が進むのではないかと考えています。

特にエネルギー、金融、小売・消費財セクタが伸びて来るのではないかと考えています。

11月の主要株価指数の推移

11月は次期大統領が決まり株価は大きく伸びました。

11月の米国株価主要3指数の推移は以下の通りです。

  • NYダウは42114ドルから44910ドルと6.6%の上昇
  • ナスダックは18518ドルから19218ドルと3.8%の上昇
  • S&P500は5810ポイントから6032ポイントと3.8%の上昇

3指数とも大きく上昇しました。

NYダウの伸びが特に顕著です。

NYダウはグロース株も含みますがバリューセクタの割合が他の指数に比べて高いです。

よってトランプ氏の政策を意識した株価の推移になっていると考えています。

為替についても152.3円/ドルから149.7円/ドルと2.6円の円高ドル安となりました。

消費者物価指数と失業率についても確認していきます。

  • 総合CPIは前年同月比で2.6%の上昇
  • コアCPIは前年同月比で3.3%の上昇

依然として住居費の上昇が続いていてインフレは沈静化していない状況です。

失業率については以下の通りです。

  • 失業率は4.1%と先月と変わらず
  • 非農業部門雇用者数は前月比1万2000人増

非農業部門雇用者数は前月比1万2000人増と少ないものの失業率は低い状態が続いています。

米国経済は依然として強い状態が続いているといえます。

11月FOMCの結果について

米国大統領選挙の影に隠れてしまい存在感が殆どありませんでしたが11月にFOMCが開催されています。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は11月6日と7日に開催された会合にて、主要政策金利を0.25ポイント利下げすることを決めました。

これにより金利は4.75〜4.5%となり次回12月も0.25%の利下げを市場は予測しています。

またトランプ氏はパウエル議長の続投を望んでいません。

記者会見にてパウエル議長に解任を求められた場合は拒否すると答えています。

トランプ氏が大統領になった場合のFRBの金融政策への影響は避けられず積極的な金融緩和をするように仕向けてくるのではないかと考えています。

まとめ:グロースからバリューへ

ここ10年くらいはマグニフィセント・セブンに代表されるようなグローステック企業が米国経済を推進してきました。

高い税金やいろいろな規制を掛けて成長性が乏しい企業を市場から追い出して来たといえます。

まさに新陳代謝を行ってきたということが出来ます。

一方で製造業やエネルギー産業や農業に従事する人たちも沢山います。

これらの方々もアメリカの経済を支えて来たのは事実ですし評価されるべきです。

その思いが今回の大統領選挙に結果として現れたのではないかと考えることもできます。

共和党の候補者の方が大統領になりますから今後保守的な産業が躍進するだろうと考えています。

バリューセクタに注目して年末年始までアセットアロケーションを進めていこうと考えています。

最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。

この記事を書いて感じたこと

①ドナルド・トランプ氏が大統領となり共和党はトリプルレッドを実現
②11月に株価は大きく上昇した
③共和党の大統領となったのでバリュー株が今後注目される可能性が高い


以上ありがとうございました。

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