①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2024年12月末となりました。
12月上旬から中旬にかけて急に寒くなりました。
暖かいところに住んでいるのだと油断していましたがしっかりと冬になりました。
今月は工場の開所式を無事行うことができました。
工事も災害なくトラブルは多少ありましたが計画通り完了することができました。
今は来年に向けてチャレンジしようという気持ちになってきました。
それでは2024年12月の状況をまとめていきます。
①12月のFOMCの結果について
②12月の各主要指数について
③来年のトランプトレードついて考える
投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2024年11月)の考えはこちらになります。
12月のFOMCの結果について
米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月17日と18日に開催された会合にて、主要政策金利を0.25ポイント利下げすることを決めました。
これにより金利は4.25〜4.5%となり次回1月は利下げなしと市場は予測しています。
FEDウォッチの予測を確認すると来年は1回以上の確率が82.5%、2回以上の確率が46.5%となっています。
よっておそらく1回もしくは2回しか利下げは行われないだろうと今のところ予測されています。
利下げするかしないかは失業率と物価によって決まってくるのでそれらを注視する必要があります。
12月の主要株価指数の推移
12月はアノマリー的には大きく上昇する傾向がみられます。
11月の米国株価主要3指数の推移は以下の通りです。
- NYダウは44910ドルから42992ドルと4.3%の下落
- ナスダックは19218ドルから19722ドルと2.6%の上昇
- S&P500は6032ポイントから5971ポイントと1.0%の下落
ナスダック指数のみ上昇しNYダウに引っ張られる形でS&P500も下落しました。
先月のNYダウの伸びが大きく今月は失速した形となりました。
トランプトレード材料出尽くしでバリュー株の評価が今月は下がったと考えています。
為替についても149.7円/ドルから157.9円/ドルと8.2円の円安ドル高となりました。
関税の引き上げや利下げ回数予測が変わったためそれが織り込まれたと考えています。
消費者物価指数と失業率についても確認していきます。
- 総合CPIは前年同月比で2.7%の上昇
- コアCPIは前年同月比で3.3%の上昇
住居費の上昇は鈍化しつつありますがインフレは沈静化していない状況です。
失業率については以下の通りです。
- 失業率は4.2%と先月より0.1%上昇
- 非農業部門雇用者数は前月比22万7000人増
非農業部門雇用者数は大きく増加し失業率は依然として低い状態が続いています。
米国経済は安定した状態が続いているといえます。
来年のトランプトレードついて考える
いよいよ来月からトランプ政権がスタートします。
就任日は1月20日とのことでこの日に就任式が行われます。
来年トランプ政権がスタートしたときにどのような展開になるかを予測してみます。
まず主要政策の整理をします。
- 減税(所得税、法人税)の実施
- 関税の引き上げ
- インフラ投資の強化
- 規制緩和(エネルギー&金融&不動産分野の規制緩和)
減税による消費活動の拡大と関税の引き上げでインフレが再加速するのではないかと考えています。
これにより来年の利下げは1回もしくは利下げ無しとなるのではないかと考えています。
これにより高金利の状態が1年を通して続くと予測しています。
すると中国の景気回復は遅れ、インドでは高インフレ状態が続くことになります。
世界経済の影響を受けてアメリカの景気も段々と悪くなり失業率も徐々に増加すると考えています。
これがリセッションの始まりです。
リセッションが始まればいつかインフレは収まり、利下げが始まることで景気回復に向かうと考えています。
まとめ:政権が変わり新しいステージへ
与党が民主党から共和党にかわり大統領も変わります。
政策が大きく変わるため、アメリカ経済も大きく変わると考えています。
主要政策を分析すると最終的にはリセッション(景気後退が)が始まると考えています。
しかし、いつリセッションが始まるのか?どれくらい続くのか?については全くわかりません。
毎月の失業率と政策金利とFOMCのコメントを確認しながら予測していくのが妥当と考えています。
最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①インフレ沈静化傾向がみられず利下げ予測が変わり株価は上昇せず円安に振れた
②失業率は横ばい、CPIも横ばいで雇用は強くインフレは継続している
③トランプ大統領在任中にリセッションが予測されるがタイミングや期間は今のところ不明
以上ありがとうございました。
気に入って頂けたらシェアやフォローしてもらえると嬉しいです。
コメント