①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2022年3月末となりました。
3月も例年に比べて暖かい日が少なかった気がします。
とはいえ寒さも徐々に和らいで4月になったら一気に暖かくなる気がします。
桜の開花も4月にずれ込みそうです。
コロナが収束して今まで通り楽しくお花見ができる日常に戻ればいいのですね。
それでは2022年3月末時点での投資先について考えたいと思います。
①ロシアとウクライナの戦争は長期化の模様
②ロシアへの経済制裁により世界的な物価上昇
③物価上昇によりアメリカの利上げペースが加速?
投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2022年2月)の考えはこちらになります。
ロシアとウクライナの戦争は長期化の模様
前回の記事ではロシアとウクライナの戦争は短期間で終結すると予想していました。
理由はロシアの圧倒的な軍事力により首都キエフがすぐに制圧されると予測していたからです。
しかし、実際にはウクライナ軍の猛反撃に遭いロシア軍は進軍が困難な状況になりました。
EUやアメリカからの武器供与や資金援助を受けて息を吹き替えしている状況です。
ウクライナ各地でロシア軍とウクライナ軍で激戦を繰り広げ収拾の目処が立たない状況です。
停戦交渉についてもお互いの主張の乖離が大きく合意が困難で交渉自体も進展がないと報道されています。
ロシアへの経済制裁により世界的な物価上昇
今回のウクライナ侵攻でロシアは世界各国から経済制裁を受けています。
国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除の排除、海外にある資産の凍結、ロシア国内にある現地法人の活動停止や撤退、輸出入規制等、様々な経済制裁を世界中から受けています。
またロシアは資源大国で天然ガスや石油、鉱山資源を世界中に輸出しています。
今回の経済制裁により市場に流通していたロシア産エネルギー資源や鉱山資源が売買できなくなり供給不足となって資源価格が跳ねあがっています。
特にエネルギー資源が供給不足となると生産にエネルギーが必要な農作物の価格も上昇し、食料品の原料価格も上昇します。
食料品に限らず物の生産にはエネルギーが必要となるため物流を含めあらゆる物の価格が上昇するといったインフレーションが続いていくと考えています。
物価上昇によりアメリカの利上げペースが加速?
2022年2月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比7.9%上昇と先月の7.5%から0.4ポイント上昇となりました。
食品とエネルギーを除いたコアCPIも前年同月比6.4%上昇と先月より0.4ポイント上昇となっています。
これは1982年以来、40年振りの出来事です。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まったのは2月末ですから3月も物価指数は上昇するのではないかと考えています。
FRBは3月15,16日に行われたFOMCにて0.25%の政策金利の引上げを発表しましたがインフレが収まらないようであれば利上げペースを加速すると考えています。
利上げペースがあがれば株価は低迷する可能性が高く、今後の消費者物価指数および次回5月に行われるFOMCでの利上げ幅に注視する必要があります。
まとめ:物の値段に注視しよう
世界各国によるロシアへの規制は始まったばかりで仮に戦争がどのような形て終結したとしても規制は当面解除されないと考えてます。
ヨーロッパの国々も脱ロシアの動きは加速すると考えられ資源関係の世界的な物価高は年レベルで継続していくと予測しています。
日本でも電気代や食料品、ガソリン価格の高騰と身近なところで物価上昇の影響を感じていると思います。
物価が上昇すればインフレ抑制のため各国の中央銀行は政策金利を上げると考えられます。
そして金利が上昇すると資金が停滞するため不景気になる可能性が高いと一般的には言われています。
また先月はロシアによるウクライナ侵攻を予測していませんでした。
今月はロシア・ウクライナ戦争が長期化することを予測していませんでした。
そしてロシアが世界から経済的にここまで袋叩き会うことも予測できませんでした。
おそらくロシア政府そしてプーチン大統領事態も思惑が外れたと感じているのではないでしょうか?
想定外のできごとがずっと続いている感じです。
先月に引き続き先が見渡せないですが一つ一つの事実をよく分析して考えていくしかありません。
ずっと言い続けていますがこんなときでもNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきたいです。
最後に早く戦争が終結しウクライナに平和が戻ることを祈念しています。
①ロシアへの経済制裁によりエネルギー資源と鉱山資源の価格は今後も上昇する
②エネルギー価格上昇によりインフレが進み対策として金利が上昇する
③先が読めないのでインデックス投資はドルコスト平均法で愚直に積立てる
以上ありがとうございました。
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