①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2025年5月末となりました。
雨がよく降っていて、しかも寒いです。
前住んでいたところは雨降ると蒸し暑くなりましたが今住んでいるところは普通に寒いです。
また仕事も忙しくなり、来月も中国出張を予定していて頑張ねばと感じています。
それでは2025年5月の状況をまとめていきます。
①4月の主要株価指数の推移について
②5月のトランプ関税政策のまとめ
③エヌビディアの決算について

投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2025年4月)の考えはこちらになります。
5月の主要株価指数の推移について
5月の米国株価主要3指数の推移は以下の通りです。
- NYダウは40114ドルから42270ドルと5.4%の上昇
- ナスダックは17383ドルから19114ドルと10.0%の上昇
- S&P500は5525ポイントから5912ポイントと7.0%の上昇
5月は3指数とも大幅上昇となりました。
5月はメガハイテク企業群であるマグニフィセント・セブンの株価が大きく上昇しました。
その結果米国主要3指数の株価も大きく上昇したということができます。
特にエヌビディアに関しては5月だけで21.7%も株価が上昇しています。
4月の消費者物価指数は以下の通りです。
- 総合CPIは前年同月比で2.3%の上昇
- コアCPIは前年同月比で2.8%の上昇
総合&コアCPIともに3%を切っていますが関税による影響はまだないとの報道がありました。
4月の雇用統計については以下の通りです。
- 失業率は4.2%と先月と同じ
- 非農業部門雇用者数は前月比17万7000人増
非農業部門雇用者数は若干減少したものの失業率も低い状態が続いています。
今回の発表も関税の影響は織り込まれていないため来月以降のデータに注目すべきと考えています。
5月のトランプ関税政策のまとめ
5月はトランプ関税を巡っていろいろな出来ことがありました。
以下に内容をまとめます
- 5月12日:米中関税の一時的な緩和合意
- 5月23日:EU製品への50%関税を発表
- 5月25日:EU関税の発効を延期
- 5月28日:連邦貿易裁判所が「解放の日」関税を違法と判断
- 5月29日:連邦控訴裁判所が関税措置の一時的な復活を認める
- 5月30日:鉄鋼・アルミニウム関税の50%への引き上げを発表
トランプ大統領は次から次へと関税政策を発表し、その後に内容がが二転三転していきます。
真の目的はいろいろとありますが米国に有利な条件を引っ張ってくることにあります。
国内産業の保護と雇用維持、歳入の増加、国家安全保障の強化等です。
今後も政策発表や変更や廃止が続いていくと考えられますので注視していきます。
エヌビディアの決算について
5月28日にエヌビディアは26年度第1四半期の決算を発表しました。
内容は以下の通りです
- 売上高:441億ドル(前年同期比 +69%、前四半期比 +12%)
- 純利益:188億ドル(前年同期比 +26%)
- 1株当たり利益(EPS):0.81ドル
- データセンター収益:391億ドル(前年同期比 +73%)
- ゲーミング:26億ドル(前年同期比 +18%、前四半期比 -8%)
- ビジュアライゼーション:4.27億ドル(前年同期比 +45%、前四半期比 -8%)
- 自動車関連:3.29億ドル(前年同期比 +11%、前四半期比 +17%)
前年同期比に対して大きく上昇していて良い結果となりました。
発表後の時間外取引で4.4%の株が上昇となりました。
懸念事項としてはH20製品の中国輸出へのライセンスの設定や中国のAI技術向上があります。
一方でサウジアラビアや台湾へのAIインフラの投資拡大、マイクロソフトやグーグルやOPENAIの需要増が見込めます。
第1四半期も引き続き増収増益の予測となっていますが本当にそうなるのか注視していきます。

まとめ:無茶苦茶なようで無茶苦茶でない
すぐにコロコロ変わるトランプ関税政策ですがみんな振り回されて大変だと思います。
目的ははっきりしているのでおかしくなったらすぐ元に戻す戦略なのではと考えています。
今のところ米国の利益を保護できているように見えるので大丈夫なのかなと考えています。
逆に言えば一時的な下落は投資のチャンスといえるのでそこに注目したいと考えています。
トランプ関税で特定の分野を先読みするのは難しいと考えています。
インデックスを中心にどう転がってもいいようにしておくのが手堅い投資ではないかと考えています。
つまらない結論ですみません、、、
最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①5月の米国株は主要3指数とも大幅に上昇した
②トランプの関税政策は二転三転しているが本質は国内産業の保護と雇用維持である
③マグニフィセント・セブンの5月の株価は好調でエヌビディアの第1四半期の決算は良かった
以上ありがとうございました。
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