①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2022年1月末となりました。
いまさらですが新年あけましておめでとうございます。
正月も過ぎて心機一転で活動を開始されていると思います。
モモキンも年末年始に去年の振り返りと今年の目標設定をおこないました。
また今年から仕事の環境が変わり働く場所や内容がかわりました。
慣れないことも多く大変ですが新しいことにチャレンジしていて楽しく感じることもあります。
気を付けながら少しづつアクセルを踏んでいきたいと考えています。
それでは2022年1月末時点での投資先について考えたいと思います。
①FRBはインフレが改善されないことを懸念して追加対策を検討中
②米国株は金利上昇の影響を受けてハイテク&グロース分野が下落
③原油価格はウクライナ問題と冬の消費の影響を受けて価格上昇
投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
全回(2021年12月)の考えはこちらになります。
FRBがインフレ改善のため追加対策検討中
【利上げとQT】
1月25,26日で行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)で近日中に利上げを行うアナウンスがありました。
さらには利上げ開始後に債券保有を縮小する考えがあることを発表しました。
FRBが債券保有を縮小するということは市場に流通するお金を引き上げることになります。
これは量的引締め(QT)と呼ばれ量的金融緩和(QE)と反対の行為になります。
量的引締めにより中央銀行(米国ではFRB)が世間に流通しているお金を回収するとにお金の価値が相対的に上がり以下のようなことが予測されます。
<量的引締め(QT)により考えられること>
①長期金利(10年債利回り)が上昇する
②ハイテク&グロース銘柄を中心に株価が下がる
③物が売れなくなり景気が悪くなる
④物価が下がりインフレが改善する
⑤ドルの価値が上がりドル高になる(日本にとっては円安になる)
FRBは当初インフレは一時的なものとコメントしていましたが物価上昇がハイペースで進みその対応を推し進めています。
急激に金融政策を変更すると会社が倒産したり失業者が増えたりするため事前にアナウンスをしっかして段階的に引締めを行おうとしているように見受けられます。
今年の3月にテーパリングの完了と利上げが実施されると思われるためFRBの動向を注視していきたいと考えています。
米国株は金利上昇の影響を受ける
ダウは先月末の36338ドルから34725ドルと4.5%の下落、NASDAQは15644ドルから13770ドルと12%の下落となりました。
米国債10年利回りの上昇とテーパリングによる金融緩和の縮小とFRBによる利上げと量的引締めのアナウンスにより上述したハイテク&グロース関連株が売られています。
ハイテクを代表するGAFAMは割合こそは異なりますが年末の株価から切り下がっています。
この先利上げや量的引締めが実際に始まると更に悪化することになると思われますので注視していく必要があります。
ポートフォリオを見直すならば早めの方がよいかもしれません。
原油価格はウクライナ問題と冬の需要増加を受け上昇
一方で原油の値段はWTIが12月末の75.21ドルから1月29日時点で86.82ドルとなり約15%の上昇となりました。
寒さが増してエネルギー需要が増しているのとウクライナ国境付近にロシア軍が集結しており軍事的な緊張が起きています。
ロシアは天然ガスを約40%、原油を約50%ヨーロッパに輸出しており、今後ロシアが経済制裁受ける可能性もあるため原油の値段に影響が出ていると考えることができます。
「オミクロンウィルスによる経済活動の制限」、「産油国の増産ペースが遅い」そこに「不透明なウクライナ情勢」が加わり短期的にも長期的にも原油価格は上昇すると考えられます。
大分上昇してきましたがまだ原油価格上昇の余地はあるのではないかと考えていますが(数年前には100ドルを超えていた)、価格が高騰してきたのも事実です。
原油価格が下落することがあれば買い向かいたいと考えています。
あくまでも自己責任で判断をお願いします。
まとめ:下落相場に備えて現金を貯めよう、しかし積立は継続しよう
先月末に「利上げはいつから始まるのか?」、「予定通り実施されるのか?」がポイントだと述べました。
その答えは「利上げは3月から予定通り実施される模様」というのが今の状況です。
先月に「キャッシュポジションは高く」、「グロース株は売る」、「エネルギー関連株を保有」、「金関連株を保有」と書いてきましたが大方予想通りのようです。
「金関連株を保有」と書きましたがあまり当たってない感じがします。
仮想通貨の影響によるものかもしれません。
ずっと言い続けていますがNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきたいです。
①インフレが改善されずFRBは3月から利上げ、量的引締めについても検討を始める
②原油は冬場の需要増加とウクライナ情勢の緊張で価格上昇中
③インデックス投資は利上げや量的引締めがあっても愚直に積立てる
以上ありがとうございました。
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