テーパリング開始はいつ?:今後の投資先について(2021年8月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

8月ももうすぐ終わりです。

お盆は暑くなるとおもいましたが天候不順となり豪雨が様々な所で発生してしまいました。

災害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。

2021年8月末時点での投資先について考えたいと思います。

あくまでもモモキンの考えですので投資は自己責任で判断をお願いします。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①FRBは年内のテーパリングを示唆
②デルタ株の影響で原油価格は一時的に落ち込んだものの回復基調
③仮想通貨は下落基調から上昇基調に変換、ブロックチェーン周辺技術に注目が集まる

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

全回(2021年7月)の考えはこちらになります。

金利、米国個別銘柄、仮想通貨の動向について解説をしています。

FRBは年内のテーパリングを示唆

【雇用の回復とインフレ】

FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が8月27日のジャクソンホール会合で講演を行いました。

多くの人がこの講演で債券購入のテーパリング(段階的な債券購入縮小)についてコメントがあると予想していましたが年内に開始する可能性があると説明がありました。

講演ではインフレと労働市場について触れどちらも上昇及び回復基調にあるという説明がされていました。

実際に7月の消費者物価指数0.5%の上昇、失業率も5.4%で先月より0.5%改善しています。

すでにアメリカの各州で行われていた失業給付金の特例措置も失効しており失業していた労働者が働き始める状況となっています。

8月末時点で米国債10年利回りが1.31%と先月と比較して若干の上昇となりました。

先月までみられた下降トレンドも横ばいの状況で今後はテーパリングと労働市場の回復が見込まれるため金利は横ばいもしくは若干の上昇に向かうと考えられます。

また先月に引き続き米国株は好調でダウもNASDAQもS&P500も今月に入って最高値更新となりました。

株価については金利上昇の下落要因と労働市場の回復、労働者の増加による消費の更なる回復という上昇要因が交錯するため不透明な状況が続きそうです。

株価は何もなければ上昇基調、金利が上がれば突如下落するような動きになるのではないでしょうか。

モモキン
モモキン

米国個別株はどっちに転ぶかわからないので現金比率を少しずつ高めていて下がれば買い向かう上がったら利確していくような戦略になるとおもいます。

インデックスETFは資金が必要な事態が発生しない限り売らないですね。

デルタ株の影響を受けた原油価格

原油の値段ですがWTIは73ドルから62ドルまで下落し現在は68ドルと先月に続いて乱高下しました。

原因はデルタ株が猛威を振るい世界中で生産活動に支障がでているためです。

世界各地でコロナ感染者が増え工場の操業停止やコンテナヤード操業停止による物流の停滞、それがさらに操業停止を引き起こすような事態が発生しています。

当然人の往来にも出ており中国やアメリカではチケットのキャンセルが発生しており下方修正の発表を行う航空会社も発生しています。

一方で今週末に米国メキシコ湾にハリケーン「アイダ」が接近していて近隣の石油施設で生産停止を発表しています。

来月以降も乱高下しそうですが将来的には石油需要は回復すると考えられます。

しかしながら世界的な協調減産についても不透明感は続くので手じまいしていない人は引き続き注視するしかありません。

モモキン
モモキン

モモキンは手じまいどころか下がったタイミングでポジションを取りました。
様子を見ながらぼちぼちポジションを下げていく予定です。

仮想通貨(暗号資産)

ビットコインは7月末の450万円から538万円まで値を上げました。

約20%の上昇です。

6月の中国政府の規制から完全に脱却し上昇基調となっています。

最近はブロックチェーンの応用技術としてDefiやNFTやGameFiといったものに注目が集まっています。

スマートコントラクト(仮想通貨上で動くプログラム)を実装した仮想通貨の価格が上昇したりアプリケーションに関する記事が人気記事として取らりあげられるようになりました。

具体的にはイーサリアム(Ethereum)、バイナンスコイン(Binance Coin)、ソラーナ(Solana)などが有名です。

米国の有名企業ではテスラやアマゾンやツイッターも仮想通貨に関心を示していて徐々に仮想通貨も金融資産やサービスとして世界的に認められつつあるのではという印象を持っています。

モモキン
モモキン

先月底打ちして上昇基調に転じました。更に上昇して4月の最高値を更新するのかまた下落に転じるのか分かりません。ただ世界の科学技術が発達するとブロックチェーンの応用技術は多くの人に使われるようになるのではと考えています。

仮想通貨への投資は自己責任でお願いいたします。

まとめ:米国10年債の金利に注目しよう

先月に引き続き米国株式はダウもNASDAQもS&P500も最高値更新でした。

金融政策については年内のテーパリング開始について言及、利上げは当面無いようです。
(22年末~23年頃と言われています)

長期金利は今後は横ばいもしくは少しづつ上昇すると考えています。

株価は当面上昇と予想していますがどこかで頭打ちになると思われます。

それがいつになるのかは予測できませんがキャッシュポジションを厚くして少しづつ準備すべきかなと考えています。

エネルギーセクタに関しては需要回復のスピードと協調減産の動向、さらにはたまに入ってくる不確定要素を考慮しながら判断していくしかありません。

エネルギーに関しては超長期的視点に立つとカーボンニュートラルとはいえ人口動態を考慮するとまだまだ石油や天然ガスの需要は上がると考えています。

更にはマネーサプライの増加と共に原油価格は上昇するはずなのですが短期的な要因で変動しているのが現状だと思います。

仮想通貨は継続して長期的な視野での積立投資を進めていきたいと思います。

まとめるとコロナウィルスによる支援策は徐々に解除されデルタ株が流行ってしまってますが普段の生活に戻ろうとしている状況です。

注目すべきは金利は上昇し株価はいつか頭打ちすると考えインデックスファンドのような超長期的な投資以外は徐々にキャッシュポジションを上げて行くべきかなと考えています。 

なのでNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は継続していきましょう。

この記事を書いて感じたこと

①米国ではテーパリングが示唆され金利は徐々に上昇すると考えられる
②米国では労働市場が回復しデルタ株は流行っているが普段の生活を取り戻すと考えられる
③株価まだ上昇の余地はあるがいずれ金利が上昇しどこかで頭打ちすると考えられるので
 超長期保有投資以外は少しずつ売っていきたい



以上ありがとうございました。

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