①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
モモキンです、2022年7月末となりました。
7月初旬に梅雨明けしましたが雨が多く涼しい日が続いていました。
今週から雨も上がり気温上がってきていよいよ夏本番です。
例年ですと来週と再来週が暑さのピークとなりお盆を過ぎたあたり暑さが弱まってきます。
とにかく熱中症に気を付けてください。
出かけるならば9時前か夕方18時以降がおすすめです。
また、コロナはウィルスが変異したのか感染者が急激に増加してきました。
ワクチン接種や感染対策を行っていても行動規制をしないと増加してしまいます。
ヨーロッパやアメリカの状況を見て管理の方法を見直すべきだと考えています。
ウクライナ・ロシア戦争は長期化してこう着状態が続いています。
ロシアがヨーロッパへのガスの供給制限を始めました。
西欧の世論をウクライナ支持から引き離そうとしているように感じられます。
2022年7月の状況をまとめていきます。
①7月のFOMCにて0.75%の利上げ
②米国はテクニカルリセッションとなりスタグフレーションとなる
③原油価格上昇で米国石油メジャーは過去最高益
投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2022年6月)の考えはこちらになります。
7月のFOMCにて0.75%の利上げ
7月26、27日で開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.75ポイントの利上げが決定されました。
6月のCPI(米消費者物価指数)が前年同月比で9.1%上昇と40年半振りの高い数値となっています。
これを受けて今月のFOMCでは1ポイントの利上げもあり得ると憶測されていましたが大方の予想通りとなりました。
しかし6月と7月で合わせて1.5%というハイペースな利上げで短期金利は急激に上昇しています。
これにより長短金利差が逆転するという逆イールド現象が発生しています。
一般的に逆イールド現象が発生すると近いうちにリセッション(景気後退)するといわれています。
また7月の米国の株価指数は以下のようになりました。
ダウは先月末の31097ドルから32845ドルで5.6%上昇しました。
NASDAQは先月末の11127ポイントから12390ポイントで11.3%上昇しました。
S&P500は先月末の3825ポイントから4130ポイントと8.0%上昇しました。
FRBが1%の利上げを回避したことに対する市場の評価が反映されたといわれています。
しかしながら利上げペースは下がってないし金融引締めは9月から圧縮ペースがあがります。
インフレが収まったデータが出てこない限り厳しい状況が続くと考えています。
米国はテクニカルリセッションとなりスタグフレーションとなる
米経済は7月29日に四半期ベースのGDP(国民総生産)速報値が発表され2期連続のマイナス成長となりました。
GDPが四半期で2期連続でマイナス成長となるとテクニカルリセッションとよばれます。
米経済は現在インフレが進行していてその中でリセッションスが始まるとタグフレーション(経済停滞を伴うインフレ)になったといえます。
スタグフレーションの中での強い投資は「不動産」「株式」「金」といわれています。
「不動産」や「金」を現物で買うのは難しいのでREITや金ETFや金鉱株ETFならば購入しやすいかもしれません。
「株式」は不景気に強いセクタの高配当銘柄がいいといわれています。
具体的なセクタとしては「生活必需品」「ヘルスケア」「公益」となります。
優良な個別銘柄もいいですし分散投資したいのであればセクタETFがおすすめです。
具体的にはバンガード社の「VDC」「VHT」「VPU」が該当します。
「金」についてもETFが存在し「GLD」や金鉱株ETFである「GDX」などがあります。
原油価格上昇で米国石油メジャーは過去最高益
米国2大石油メジャーであるシェブロンとエクソンモービルが四半期決算の発表を行いました。
両社とも2022年4月-6月期で過去最高益となりました。
原油やガスといった資源価格の高騰により利益が押し上げられました。
今後の資源価格の見通しはプラス要因とマイナス要因が交錯していて予測が困難な状況です。
本ブログでも「シェブロン(CVX)」「エクソンモービル(XOM)」「バンガード米国エネルギー・セクターETF(VDE)」を紹介しました。
エネルギーセクタの収益はまだまだ上がると思います。
しかしここ1年半ぐらいで大きく株価が上昇してしまい割安感がありません。
先を見て少しづつ投資していくことが大事だと思います。
まとめ:仕込みのタイミングは近いが今ではない
FRBが利上げと金融引き締め推し進め市場もリセッションを気にするようになってきました。
ただ6月CPIではインフレ抑制の兆候は見えず利上げペースも高いままです。
株については今月3指数(ダウ、NASDAQ、S&P500)ともに上昇はしていますが金融引締め路線が続くのでそのうち下落してくると考えています。
とはいえインフレが収まる傾向がみられれば金融引締めを停止させるタイミングがくると思います。
来月のCPIやパウエル議長のコメントを確認しながら秋冬あたりから少しづつ購入するのがよいと考えています。
その場合「生活必需品」「ヘルスケア」「公益」セクタで考えていてセクタETFもしくは優良高配当個別銘柄で考えています。
どんなときでもNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①FOMCで予想通りの利上げとなったため今月は一時的な株価上昇の可能性が高い
②利上げは進みと金融引き締めのペースも上がるため調整局面はありそう
③米経済はスタグフレーションが発生していてそれに合った対応が必要
以上ありがとうございました。
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