幸福の基盤とは?:「幸福の「資本」論」(橘玲)について

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この記事のおすすめポイント

①「幸福」を実現するための3つのインフラ(基盤)について理解できる
② そのインフラ を整備する方法が分かる
③「ほんとうの自分と出会う」ことの大切さについて知ることができる

モモキンです。

今回は「幸福の「資本」論」という本を紹介します。

前回に引き続き著者は橘玲(たちばなあきら)さんになります。

刊行は2017年6月14日でページ数は276ページです。

前回よりもページ数も少なく読みやすいかもしれません。

この本を読んでモモキンが考える結論は以下3点になります。

モモキンのこの本の結論

①幸福な人生は金融資産、人的資本、社会的資本により構成される
②日本であれば正しく人生設計を行えば幸福な人生を送ることができる
③「ほんとうの自分」を探して「自己実現」する

この本を読んで幸福な人生を得るための方針を理解することができました。

いろいろな方向から幸福について考えることで全体のイメージをつかむことができると思います。

この記事を参考に実際に本を読んでもらえるとありがたいです。

本の概要

「幸福の3つのインフラ」について

「幸福の3つのインフラ」と言われて何を思い浮かべるでしょうか?

モモキン
モモキン

すぐに思い浮かぶのは「健康」、「家族」、「お金」、「社会的地位」

といったところでしょうか?

しかしながら明確な基準もないし漠然としています。

当然のことながら人それぞれにおいて「幸福」の定義は変わります。

それは個人の嗜好、生まれた国、家族、様々な影響を受けるため幸福の感じ方が変わるからだと考えられます。

本書では幸福を「設計できないもの」と「設計できるもの」(=コントロールできるもの)に分類します。

そして設計できる幸福の条件として以下の3つを定義しています。

<3つの幸福の条件>
①自由
②自己実現
③共同体=絆

この3の条件を実現するためには、それぞれ以下のインフラ(基盤)が必要と述べられています。

<3つの幸福のインフラ>
①金融資産(「自由」のインフラ)
②人的資本(「自己実現」のインフラ)
③社会資本(「共同体=絆」のインフラ)

以下では上記インフラを整備するための方法について述べていきます。

自由のための金融資産について

FIREの本や人生論の本でよく取り上げられていますがこの本でも幸福の一つに

「経済的独立による自由の獲得」

を上げています。

本書ではサラリーマンでも経済的自由を達成する方法、そして早期で経済的自由を達成する方法、幸福と年収の関係、リスクを抑えた資産運用方法についても解説されています。

自己実現のための人的資本について

ここでは人の人的資本(=稼ぐ力)に関して様々な視点から分析と解説が行われています。

まず重要なのは以下の内容になります。

「富の源泉は人的資本である」

要するにお金を得るために最も重要なのは稼ぐ力を高めるということです。

そして仕事の内容を「マックジョブ」と「クリエイティブクラス」に分けて仕事の内容とその収入について解説しています。

さらには日本の固有業種といえる「サラリーマン」についての分析と解説、合理的な働き方と思われるフリーエージェントの解説とその戦略についても述べられています。

幸福のための社会資本について

ここでは社会資本(=人とのつながり)について解説を行っています。

「幸福」は社会資本からしか生まれないと述べられています。

但し人間関係には様々なものがあり家族や恋人といった密接な関係(愛情空間と呼ぶ)から社会生活を営む上で発生する人間関係(貨幣空間と呼ぶ)があります。

結局のところ家族や恋人といった強いつながりと仕事や友情といったそれ以外の関係を大切に育てていくことが最適ではないかと結論付けられています。

勉強になったポイント

本書でも述べられていましたが3つ全ての資本がなくなってしまうと生きていくのが困難です。

どれも重要であるのと急に増えるものではないので少しづつ蓄積していくことが重要だと思いました。

何を目指せばよいかは示されているのですが具体的な行動と優先順位は人それぞれ置かれている状況が異なるので自分で考え決めて行くしかないと思いました。

まとめ:最後は自分の心の声にしたがいたい

本の最後にまとめがされてありましたので記載しておきます。

<まとめ>
①金融資産は分散投資する
②人的資本は好きなことに集中投資する
③社会資本は小さな愛情空間と大きな貨幣空間に分散する

簡単に分かりやすく書いてありますが実施するには行動するためのエネルギーとリスクを取る必要があると感じました。

モモキンは人生は自己実現する事だと考えています。

本書では「自己実現」を「ほんとうの自分と出会う」と表現し非常に大切なものと述べています。

スティーブ・ジョブズのスピーチにもありましたが「自分の心の声を聞く」ことの大切さを思い出しました。

この記事を書いて感じたこと

3つの幸福のインフラ を大切に育てる
②「自分の心の声」を聞いて実現できるように行動しよう


以上ありがとうございました。

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