①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2025年6月末となりました。
毎日暑い日が続いています。
梅雨なのですが全然雨が少ないです。
今月は中国出張やピッチイベントの開催を行いました。
現在は来月の道の駅での試乗会の準備をしていて忙しい日々を送っています。
それでは2025年6月の状況をまとめていきます。
①S&P500とナスダック新高値更新について
②6月のFOMCについて
③最近の中東情勢について

投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2025年5月)の考えはこちらになります。
S&P500とナスダック新高値更新について
6月27日金曜日の終値ベースでナスダックとS&P500は最高値を更新しました。
6月の米国株価主要3指数の推移は以下の通りです。
- NYダウは42270ドルから43819ドルと3.7%の上昇
- ナスダックは19114ドルから20273ドルと6.1%の上昇
- S&P500は5912ポイントから6173ポイントと4.4%の上昇
6月も3指数とも上昇となりました。
ナスダックは去年の12月以来、S&P500は今年の2月以来の最高値更新となりました。
利下げもない関税も高い中での最高値更新となりよほど米経済は強いと言うことができます。
2025年第1四半期のナスダックとSP500のEPSの前年同期比はそれぞれ以下のとおりです。
- ナスダックのEPSは0.79ドルでNon-GAAPで昨年同期比24%の上昇
- S&P500のEPSは63.17ドルと昨年同期比12.9%の上昇
(nasdaq.com,reuters.comより)
市場平均で利益が二桁成長していて経済の強さを感じます。
5月の消費者物価指数は以下の通りです。
- 総合CPIは前年同月比で2.4%の上昇
- コアCPIは前年同月比で2.8%の上昇
総合&コアCPIともに3%を切っていて関税によるコスト上昇を企業が抑制しているとのことです。
5月の雇用統計については以下の通りです。
- 失業率は4.2%と先月と同じ
- 非農業部門雇用者数は前月比13万9000人増
非農業部門雇用者数は若干減少したものの失業率も低い状態が続いています。
関税の影響は織り込まれ始めたと思われますが失業率の上昇には繋がっていないようです。
6月のFOMCについて
米連邦公開市場委員会(FOMC)は17、18日の定例会合にて主要政策金利を据え置きしました。
また年内2回の利下げを予想していますがFOMCのメンバーによって意見が分かれています。
ドットプロットを確認すると8名が年2回利下げを予想し7名が金利据え置きとなっています。
パウエル議長の声明は関税によるインフレや失業率の影響を見定めたいという内容になっています。
一方でトランプ大統領は「FRB議長の後任には利下げを望む人物を選ぶ」と圧力をかけています。
最近の中東情勢について
6月に入りイランとイスラエルの間で紛争が発生しています。
イランが核合意に対し不適合と認定されイスラエルがイランに対して空爆を行い死傷者が出ました。
イランは報復措置としてドローンとミサイルをイスラエルに発射し同じく死傷者が出ました。
そこにアメリカが介入してイランの核施設に対して空爆を行いました。
そのご停戦協定に合意したものの緊張状態が続いている状況です。
この紛争により一時的に原油の価格は上昇したものの停戦協定後は価格が落ち着いています。

まとめ:高関税下の中での最高値更新
トランプ大統領の関税政策により4月に一時低迷していた株価は見事にV字回復しました。
そして6月末に最高値更新となり直近の米国経済の手堅さを感じています。
特に主要構成銘柄であるマグニフィセント・セブンのEPS成長率の影響が大きいと考えられます。
今後利下げのタイミングで更なる株価上昇を期待しています。
予測では利下げは年内2回実施ということでどこかで実現してもらえたらいいなと考えています。
最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①6月末にナスダックとS&P500は最高値を更新した
②今月のFOMCでは利下げがなかったが年2回実施予定とのことで期待したい
③6月になり中東で紛争が発生しているが原油価格への影響は軽微なものとなっている
以上ありがとうございました。
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