利上げは終了?:今後の投資先について(2023年5月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

モモキンです、2023年5月末となりました。

ゴールデンウィークも過ぎ、気温が上昇してきました。

コロナによる制限も緩和され、多くの人々が外出できるようになったと思います。

マスク着用制限も緩和され、マスクをしない人も増えてきました。

少しづつコロナ前の生活に戻りつつあるように感じます。

趣味の畑では玉ねぎの収穫が始まりました。

畑の場所によって大きく成長したものと成長しなかったものがありました。

一方でニンニクについては昨年の冬の雨の影響で成長が今一歩でした。

投資と同様に良い年もあれば良くない年もあります。

良くなくても、それを次に活かして持続的に取り組むことが最も重要だと考えています。

2023年4月の状況をまとめていきます。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①5月FOMC政策金利について
②米国の債務上限問題について
③日経平均30年ぶりの高値更新について

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

前回(2023年4月)の考えはこちらになります。

5月FOMC政策金利について

米連邦公開市場委員会(FOMC)は5月2、3日の会合で政策金利を0.25ポイント引上げました。

これは、物価上昇がピークアウトしたものの依然として高い水準にあるためです。

5月に発表された消費者物価指数(CPI)は総合で4.9%コアで5.5%でした。

2%のインフレ目標に対して高い数値です。

失業率は3.4%であり、非農業部門雇用者数も予想より多い25万3000人増加しました。

雇用は保たれており、物価は依然として上昇し続けています。

このため連邦準備制度理事会(FRB)としては利上げ継続という判断を下しました。

しかし、パウエル議長の5月19日の声明で以下のように述べました。

「データや変わりつつある見通しを注視して慎重に分析する余裕がわれわれにはある」

この発言は利上げを止めるメッセージだと受け取られています。

一方、FedWatch(政策金利予測ツール)では6月の予測では更なる0.25%利上げと予測されています。

不透明な状況ではありますが6月に発表されるCPIや失業率のデータ次第で状況が変わると思われます。

次回の会合は6月13から14日です。

また今月の主要な3指数の動きをまとめます。

  • NYダウは34098ドルから33093ドルと3%の下落
  • ナスダックは12226ドルから12975ドルと6.1%の上昇
  • S&P500は4169ポイントから4205ポイントと0.9%の上昇

今月はGPUメーカのNVIDIAの株価が大きく上昇しNASDAQをけん引しました。

最近のAIブームによりGPUの需要や期待が高まっていると考えられます。

最後に為替相場の動きです。

  • ドル円為替は136.28円から140.62円と3.2%の円安ドル高

今月は後半にかけて円安が大きく進みました。

その要因として政策金利上昇による日米金利差の拡大が挙げられます。

一方でエネルギー価格の下落により円安への警戒感は薄れているように感じます。

更なる円安の進展については何かしらの発言が出る可能性に注目しています。

米国の債務上限問題について

米国の債務上限に関する注目が高まっています。

米国では、債務上限を引き上げるためには議会の承認が必要とされています。

現在、共和党のマッカーシー下院議長とバイデン大統領が何度も交渉を行っています。

マッカーシー議長は、債務上限引き上げに同意する代わりに有利な条件を引き出そうとしています。

実際にデフォルト(債務不履行)となると市場が混乱するため、私は起こらないと考えています。

ただし、解決までのタイミングには注目が集まっています。

財務省の予算が枯渇すると言われている6月5日までには解決すると考えています。

日経平均30年ぶりの高値更新について

5月22日、日経平均株価はバブル崩壊後の戻り高値を更新しました。

以下の理由により注目を浴びていると考えられます。

  • 世界的なインフレが続いているなか先進国で日本だけ金融緩和を続けている
  • 円安の影響により、海外から購入が割安になっている
  • 大型株企業の収益が改善している
  • ウォーレンバフェットが注目している(していた)

寄与度の高い半導体関連の東京エレクトロンやアドバンテストなどの銘柄が大きく上昇しています。

ファーストリテイリングも寄与度が大きく5月下旬に上昇しました。

日経平均株価の構成比率は採用後の株価推移によって構成比率が決まります。

ただし、時価総額で評価ではなく、企業価値が正しく反映されていないとの考えもあります。

そのため、時価総額で評価されるTOPIXが参考になるとされています。

TOPIXの状況を確認すると平成3年のレベルに戻ったといえる状況です。

TOPIXのグラフを見るとバブル崩壊後の30年間で最高値から約60%の回復がみられます。

現在は平成24年以降底打後の上昇トレンドが継続するかが注目されるポイントとなっています。

まとめ:予想通りの内容と次回FOMCへの注目

今月のFOMCの結果は予想通りの展開となりました。

そのため来月のFOMCに関心が高まっているようです。

FOMCの関係者のコメントからは利上げの可能性が高いとの意見が多く見られます。

モモキンも今回が終わりと考えていましたがCPIやPCEを見ていると判断に迷う状況です。

仮に次回のFOMCで利上げが行われたとしても、その次は利上げが行われないと考えています。

したがって、利上げが一旦打ち止めになった後の準備を始めるべきだと考えています。

TOPIXに関しては世界的なインフレの影響で割安感が注目され株価が上昇していると考えています。

また技術革新や生産性の向上により日本企業の価値が高まる傾向が続けば良いと思います。

そして、どんなときでもNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。

この記事を書いて感じたこと

①今月のFOMCは予想通り0.25%の利上げを実施した
②次回FOMCは利上げするのか判断が難しいがあっても次回が最後と考えられる
③世界的なインフレの影響で日本株の割安感が注目されて株価が上昇している


以上ありがとうございました。

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