①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2025年4月となりました。
桜が満開になりつつあります。
3月末は家族が引っ越して来たため更新が1週間遅れてしまいました。
月曜日から子どもの学校も始まり新しいスタートとなります。
それでは2025年3と4月の状況をまとめていきます。
①株価急落について
②中国の報復関税の影響について
③今後の金利見通しについて

投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2025年2月)の考えはこちらになります。
米国株の株価急落について
4月3日及び5日の2日間で株価は大きく下落しました。
- NYダウは42225ドルから38314ドルと9.3%の下落
- ナスダックは17601ドルから15588ドルと11.4%の下落
- S&P500は5671ポイントから5074ポイントと10.5%の下落
また2月末から3月末の米国株価主要3指数の推移は以下の通りです。
- NYダウは43841ドルから41584ドルと5.1%の下落
- ナスダックは18847ドルから17323ドルと8.1%の下落
- S&P500は5955ポイントから5580ポイントと6.3%の下落
S&P500に注目すると2月に最高値を更新して現在は17.4%の大幅下落となりました。
トランプ政権による全世界的な関税措置に市場が反応して下落していると考えています。
とはいえ他の経済指標に大きな問題あるのかというと特にありません。
失業率やインフレ率についても特に目立った問題はない状況です。
中国の報復関税の影響について
トランプ大統領は4月2日に世界の貿易相手国に対して相互関税を課す大統領令に署名しました。
これにより中国は少なくとも54%の輸入品に対する関税がかかることになりました。
中国政府は報復措置として34%の輸入品に対する関税を課すことになりました。
また輸出規制として以下の内容が発表されています。
- 中国による7種類のレアアース輸出制限
- 中国にある16の米国企業の輸出規制
- 米国&インド製CT装置部品のアンチダンピング調査
- 米国による小包向けのデミニミス免税装置の廃止
米国と中国が関税および輸出規制を掛けて貿易活動を抑制する動きが活発となっています。
今後の金利見通しについて
3月のFOMCでは政策金利は据置となりました。
しかしフェドウォッチでは年内に3回利下げを予測しています。
パウエル議長のFOMCでの記者会見では「失業率も安定、インフレも安定」とのことでした。
4月4日の公演では「関税による影響は大きい、インフレや成長減速につながる」と述べています。
トランプ大統領はパウエル議長に「インフレは鈍化している早く利下げをすべきだ」と述べています。
フェドウォッチでは次回FOMCは金利据置の予測が高いですが0.25%の利下げがあるかもしれません。

まとめ:市場の過剰反応
トランプ大統領の政策はすぐ二転三転するのにS&P500はここ2ヶ月で17%以上下落しています。
関税や輸出規制はこれから始まり影響もなにも出ていません。
本当に影響が出始めたら元に戻すだけだとおもいます。
裏を返せば実態のない景気後退予測ともいえます。
まさに絶好の仕込み場です。
月曜日に底打ちするのかはわかりませんが来週の月曜日は買い場だと思います。
インデックスファンドを買うだけですので長期で見れば無風かもしれません。
しかし、待機資金があれば全てとは言いませんが米国株インデックスファンドに入れていきましょう。
時折米国株は終わったというSNS投稿を見かけますがそんなのはスルーでよいと思います。
最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①S&P5002月の最高値から17.4%と下落幅が大きい
②米国関税政策に中国が報復の追加関税を発表し米国株は大きく下落した
③関税による影響は何も出ておらずここ2日間の下落は一時的な下落である可能性が高い
以上ありがとうございました。
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