①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
2022年5月となりました。
更新が遅れてしまいすみません。
いろいろと立て込んでおり5月の更新となりました。
4月を振り返ると雨が多く、例年より寒い日が続いていた気がします。
そしてコロナ規制のないゴールデンウィークを迎えることができました。
一方でウクライナとロシアの戦争は終息どころか激しくかつ長期戦となりそうです。
①円安が急速に進み1ドル130円台に突入
②今月も物価上昇は継続し米国は利上げペース加速がほぼ確定
③ウクライナ侵攻による米経済への影響を整理
投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2022年3月)の考えはこちらになります。
円安が急速に進み1ドル130円台に突入
急激な円安が続いていて1ドル130円台に突入しました。
原因は様々ですが主な理由として以下の2つによるものとモモキンは考えています。
<急激な円安の主な2つの原因>
①日米金利差の拡大
②貿易収支赤字の継続
【日米金利差の拡大】
状況を簡単に説明すると「アメリカは物価が高い(上昇中)」、「日本は物価が安い(安いまま)」です。
物価が高いならば金利を上げて景気を抑制し、物価が安いならば金利を下げて景気を刺激します。
お金は金利の低いところから高い所に移動するのでドルが買われて円が売られることになります。
【貿易収支赤字の継続】
日本は昔は貿易輸出国でしたが近年は日本企業の現地生産が進み輸出が減りました。
そして日本がリードする産業が少なくなり輸出するものが減りました。
そこにエネルギー価格の上昇による輸入金額の増加が起きたため輸入超過の状態が続いています。
昨年の11月以降輸入が輸出を上回る状態が続いています。
外貨獲得のために円が売られるため円安の原因になっていると考えられます。
米国は利上げペース加速がほぼ確定
3月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で8.5%上昇と高止まりしています。
食品とエネルギーを除くコアCPIは前年同月比では6.5%上昇で市場予想を下回りました。
コアCPIが市場予想を下回ったことから3月がインフレのピークであるという意見もあります。
5月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では0.5ポイントの利上げが見込まれています。
その後の利上げがどうなるのかが焦点となっています。
また金融引き締めの具体的内容についても言及されるかに注目が集まっています。
インフレ対策の金融政策は株価にとってマイナス要因となるものばかりです。
当面は材料が出尽くすまで株価は全体的に下落すると予測しています。
ウクライナ侵攻による米経済への影響
ロシアのウクライナ侵攻による経済への影響を整理したいと思います。
西側諸国によるロシアへの経済制裁によりルーブル安になるのかと思いましたがルーブル安にはなっていないようです。
中国やインドが経済制裁に加わっていないことやヨーロッパや日本で天然ガスの輸入を禁止できないことも原因となっています。
今のところ債務不履行(デフォルト)も回避できていて経済制裁をロシアが上手くしのいでいる状況です。
経済制裁によるウクライナ侵攻を止めさせる目論見は上手く機能していない状況です。
一方でエネルギー資源や天然資源高による世界的なインフレは進んでいて様々な国で利上げをする計画が進められています。
利上げによる世界的な景気後退が起こると予測しています。
米経済への影響としては資源高によるインフレの加速と利上げによる景気後退への懸念が主なものとしてあげられます。
まとめ:円安対策をしよう
円安対策をしようと書いてみましたが円安対策は円安になる前に対策する必要があります。
円高のときに外貨建て資産を徐々に増やし円安のときに外貨建て資産を減らすべきだからです。
よって外貨建て資産と円建て資産をバランスよく持って円高や円安に合わせてリバランスしていくのがよいです。
今はもう円安なので国内に目を向けて国内の輸出企業に目を向けて投資しましょうと言いたいところですが米国の利上げが進んでいくタイミングですので株価は下がっていくと考えています。
利上げ機運が収束するまでは積極的な投資は避け現金をふやすのがいいと思います。
ずっと言い続けていますがこんなときでもNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①日米金利差と貿易収支の赤字により円安は継続される
②インフレが継続し利上げが続くので米国株は全体的に下落する
③円安かつ米国株下落が予測されるので積極的な米国株投資は避け積立のみ継続
以上ありがとうございました。
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