為替が厳しいですが買い場です:今後の投資先について(2023年10月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

2023年10月末となりました。

朝晩はだいぶ寒くなってきて秋真っ只中となりました。

今月も買い場ということで投資信託の購入と含み損のある高配当株の損出しをしました。

今月はどちらに転ぶか分かりませんでしたが更なる調整局面になりました。

それでは2023年10月の状況をまとめていきます。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①イスラエルーハマス戦争について
②S&P500調整局面入りについて
③ビットコインについて

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

前回(2023年9月)の考えはこちらになります。

イスラエルーハマス戦争について

イスラム組織「ハマス」が10月7日にイスラエルに対して大規模な攻撃を行いました。

多数のロケット弾による攻撃と地上から越境攻撃を仕掛けました。

現在イスラエルによるガザ地区への進行作戦や死傷者数の増加が続き解決の目処が立っていません。

この影響により原油価格と金価格が大きく変動しました。

9月から10月にかけての価格の推移は以下のようになりました。

  • 原油価格(WTI)は90.79ドルから85.16ドルとなり6.2%の下落
  • 金先物価格(CMX)は1848.1ドルから2016.3ドルと9.1%の上昇

戦争の影響で原油や金価格が上昇すると考えていましたが影響は少ないと考えています。

原油については世界的な需要の減少と金については金利上昇停止予測の影響と考えられます。

S&P500調整局面入りについて

米国株価指数のS&P500が7月の高値4589ポイントから4117ポイントと10.3%の下落となりました。

株価指数が10%以上下落したことからS&P500は調整局面入りしました。

原因としてはいろいろなことが考えられますが以下のことが主な原因と考えています。

  • FRBによる利上げが継続的に行われ今後も金融引締め継続とアナウンスしている
  • 企業の四半期決算が予想に対して低調な結果となっている

米国の政策金利については利上げペースは下がりましたが利上げ停止は明確になっていません。

今後の経済指標次第では引締めが加速する可能性すらあります。

今月になり7月から9月の企業決算情報が開示されました。

S&P500時価総額の約3割を占めているマグニフィセント・セブン(荒野の七人)があります。

アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、メタ、エヌビディア、テスラの7社です。

このうちマイクロソフト、メタ、テスラ、アルファベット、アマゾンの決算が発表されました。

決算発表後に株価が上昇したのはマイクロソフトとアマゾンで他の3社は大きく下落となりました。

四半期決算が予測を下回って株価が下落しているケースが散見されます。

これらの企業の株価影響でS&P500が調整局面入りしたと考えています。

また今月の株価3指数の動きは以下の通りです。

  • NYダウは33508ドルから32418ドルと3.3%の下落
  • ナスダックは13219ドルから12643ドルと4.4%の下落
  • S&P500は4288ポイントから4137ポイントと3.5%の下落

3指数とも下落となりました。

ビットコインについて

今月はビットコインの価格が大きく上昇しました。

  • ビットコイン価格は今月26907ドルから33892ドルと26%の上昇となりました

原因は以下の2点と考えられます。

  • グレースケール・インベストメンツが米証券取引委員会(SEC)に訴訟を起こし勝訴した
  • ブラックロックの現物ビットコインETFがDTCCのサイトに登場した

どちらも難しい内容ですので解説をしたいと思います。

SECは今まで投資会社の現物ビットコインETFの申請を全て却下してきました。

理由はあまり明確になっていませんが歴史が浅かったり価格変動が激しいためだと思われます。

グレースケール社はSECに対してETFが却下されたことに対し訴訟を起こしました。

その結果米連邦高裁がSEC再審査を行うように命じました。

市場は現物ビットコインETFが認めらる可能性が高いと考えていています。

また世界最大の投資会社であるブラックロック社が申請しているビットコインETFがデポジトリ・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(DTCC)のウェブサイトに登場しました。

DTCCとは世界最大級の証券決済・保管サービスの会社になります。

この会社のウェブサイトに登録されるということはETFの承認が近いという意見があります。

ビットコインETFが承認されれば誰でも簡単かつ安全にビットコインの売買ができます。

そして売買損益のかかる税金も証券扱いとなるため株式投資と同様に優遇されます。

資産運用会社もETF販売のためにビットコインが必要となり需要が高まると考えられます。

SECの再審査の結果がどうなるかに注目しています。

まとめ:今が買い場と考えます

10月も米国の株価は下落しました。

金融引締めの影響で企業の四半期決算は明らかに悪くなっています。

高配当銘柄のなかでも四半期業績開示後に株価が大幅に下落している銘柄が多数あります。

業績の悪い企業は人員削減含めて収益改善策を打ち出してくると考えます。

大きく下げる局面がやってきたので積極的に買い向かいたいと考えています。

FRBも経済データ次第といい続けるのは困難だと思いますので今月末がチャンスだと考えています。

次回FOMCは11月1日ですのでそれまでがチャンスと考えています。

但し円安なのでその点を考慮して検討して頂ければよいと思います。

最後に、どんなときでもNISAやiDecoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。

この記事を書いて感じたこと

①10月も米国株価は3指数とも下落となった
②利上げにより企業の四半期決算は予想を下回るものが散見された
③次回FOMCは11月1日なので10月30日、10月31日が買い場だと考えられる(為替に注意)


以上ありがとうございました。

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