本当のキャリアアップとは:「転職が僕らを助けてくれる 」(山下良輔)について

読書
この記事のおすすめポイント

① 転職をキャリアアップに繋げる方法ついて知ることができる
② 転職経験者を通して転職活動の重要なポイントを知ることができる
③ 転職活動を通して学歴を補う方法について知ることがができる

こんにちはモモキンです。

「転職が僕らを助けてくれる 」という本を紹介します。

著者は山下良輔さんで高校を卒業後自動車部品メーカに就職、その後SUBARUに転職しました。

それからPwCコンサルティング合同会社、デロイトトーマツ コンサルティング合同会社にてコンサルタントとして勤務しました。

現在はException株式会社の社長としてコンサルティング、採用支援、転職支援を行っています。

職業紹介のセミナーに登壇されたりメディアからの取材を受けられたりと精力的に活動されています。

この本を読んでモモキンが考える結論は以下2点になります。

モモキンのこの本の結論

①リスク少なく年収を上げる方法として転職は有効である
②転職を成功させるためにはノウハウや戦略が非常に重要である

この本はいい転職を行うための考え方、そして転職に成功するための方法が書かれています。

出版は2021年で総ページ数は270ページとなっています。

転職活動や転職エージェントではアドバイスしてくれない考え方を学ぶことができます。

転職活動に興味がある、転職活動してみたいけどイメージ沸かないという方におすすめします。

本の概要

はじめに 圧倒的にコスパがいいのは出世より「転職」

著者は高校を卒業して自動車部品メーカに就職しました。

当初の年収は250万円とのことでした。

その後3回の転職を通して4社目にコンサルティングファームへの転職に成功します。

30歳で年収が1000万円を超えることができたそうです。

すごいサクセスストーリーだと感じるのではないかと思います。

しかし著書では知識を得て行動することで実現できると述べられています。

人生を変えるための「マニュアル」として本書を読み進めて欲しいと述べられています。

第1部 転職活動編

第1部では転職活動編として会社の選び方、書類選考や面接、転職エージェントについて解説されています。

転職は本人の実力だけではなく求人の需給バランスの影響を大きく受けることやステップを踏むことの重要性が述べれられています。

また書類選考や面接で最も大切なのは企業研究で企業研究が不足しているため結果に繋がらないと述べられています。

転職エージェントの活用の仕方で重要なのは情報を引き出すことで転職後も継続して付き合うことの重要性が述べられています。

第2部 転職準備編

第2部では転職準備編として転職活動以外の重要な内容について述べられています。

転職は転職して終わりではありません。

転職後に継続してどのようにキャリアアップするのかについて解説されています。

会社ではどのような仕事に意識して取組むのか人との付き合い方についても解説されています。

例えば小さくても良いから結果のでる仕事であることが重要です。

仕事で工夫した点を言語化できるかといったことも後々役立ちます。

また転職準備で重要なもう一つの点は「身だしなみ」です。

採用面接アンケートの結果でも「身だしなみ・清潔感」は上位にランクインしています。

著書では手軽でコスパのよい身だしなみや清潔感の出し方についてアドバイスが行われています。

髪型や服装そして印象のよい顔のケアの方法について詳しく解説されています。

終章 最後の壁、「メンタルブロック」を解く

最後の章では「メンタルブロック」について解説されています。

今までの自分の考え方や行動の蓄積によってチャレンジを諦めてしまったり思い込みが発生します。

この章ではそのような「メンタルブロック」を解除する方法について詳しく解説されています。

実際に著者本人が転職活動で実践されていたこともあり説得力がすごく高い内容になっています。

勉強になったポイント

  • 転職業界は学歴ではなく実績が重視される

最近は異なるのかもしれませんが新卒採用となれば学歴が重要になってきます。

高卒や大卒そして出身校で入ることができる企業がある程度絞られてくるかと思います。

しかしながら転職する場合は前職の企業や前職での実績が重視され学歴は重視されないとのことです。

著者は転職を通してキャリアアップを実現させ異業種への転職を成功させることができました。

長期間に渡って戦略をたて実践することでそのような結果を出せたのだと感じました。

  • 稼ぎたいなら稼げる業界へ

著書に各業界の平均年収の表があるのですが上位と下位では3倍くらい年収に差があります。

業界によって求められる内容が異なりますが稼げる業界に身を置いて年収アップを目指す方法も「あり」だと思いました。

業界の中にも様々な職種があるのでその中で自分の適性あったものを見つける方法もあると思います。

まとめ:転職を考えてなくても転職活動してみる

転職する気がないのに転職活動なんて無駄だと思うかもしれません。

自分が働いている業界の立ち位置や今の年収が妥当なのかを知ることができます。

終身雇用や年功序列といった雇用状況が変化する中で準備をすることは大切だと思いました。

自分を第三者的に俯瞰してみることができ新たな気付きやモチベーションアップにも繋がります。

私、モモキンは以下のようなことを考えています。

  • 今いる会社以外でも評価される能力とは何か?
  • 今よりも自分の能力を活かすことができる業界はあるか?
  • 終身雇用が崩壊しても稼ぐためには何を身につけるべきか?

会社に依存するわけではなく主体的に生きることを大切にしたいです。

この記事を書いて感じたこと

① 転職活動は転職を実現するだけではなく転職活動を通して学べることが沢山ある
② 潜在的なマインドブロックがあるので一個一個解除していきたい


以上ありがとうございました。

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