①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
10月末となりました。
朝晩大分寒くなり天気も安定してきました。
ようやく秋になった感じですね。
モモキンは畑をやっているのですが夏野菜の勢いがなくなって冬野菜がすくすく育ってきました。
ようやく季節が変わりつつあるのを感じるようになりました。
それでは2021年10月末時点での投資先について考えたいと思います。
①FRBはテーパリングの開始準備進行中、来月のFOMCで正式アナウンス?
②原油価格は需要がひっ迫して価格上昇
③仮想通貨は米国で先物ETF上場により価格上昇
投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
全回(2021年9月)の考えはこちらになります。
FRBはテーパリング準備中、11月のFOMCの声明に注目
【テーパリングとFOMC】
FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は今月、「金融当局は債券購入プログラムのテーパリング(段階的縮小)開始に向けて順調に前進している」と述べています。
11月2,3日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)で債券購入プログラムのテーパリングがいつから行われるかの発表があると予測しています。
また9月の消費者物価指数は0.4%の上昇、失業率も4.8%で0.4ポイント改善しました。
米国は経済活動を元に戻しながらインフレが進むという状況になってきました。
それによりコロナの影響で続けてきた金融緩和を段階的に縮小し来年中ごろには廃止となりそうです。
【米国株とGAFAMT】
ダウもNASDAQもS&P500ダウも先月末から順調に値を上げて金曜日時点で最高値更新となりました。
世界的に見ても今のところ最強のマーケットであると言えると思います。
時価総額ランキングでは米国巨大ITグループに電気自動車メーカのテスラが割込んできました。
テスラは先月の終値から40%程株価が上昇しています。
時価総額もFacebookを抜いてしまい米国時価総額第5位の企業となりました。
金融緩和策が終了すると徐々に金利は上昇していくと考えられます。
よって上記のような高PERハイテク銘柄は株価が下がると考えられます。
しかし、どの企業もビジネスモデルが確立していて長期的にみると更に成長していくのではないかと考えています。
半導体不足の問題や課税の問題でいろいろと言われている会社もありますが
GAFAMTは世界的な超一流企業でそれぞれのビジネスの参入障壁も高いです。
50年や100年先は分からないですがここ10年~20年は覆らないような気がします。
FacebookはMetaに社名を変えたのでこの企業群はこのあと何と呼ばれるのでしょうか?
GAMAMT(ガマムト)呼ばれるのでしょうか?
原油価格の上昇は止まらない?
原油の値段ですがWTIは75ドルから84.65ドルの高値を付け現在は83.2ドルへ上昇しています。
原因は中国やヨーロッパでエネルギー供給不足に陥り天然ガスと石炭の価格が急上昇しました。
その代替エネルギーとして原油にも需要が集まり価格が高騰しています。
温暖化対策として世界的に化石燃料から再生可能エネルギーへの転換しようとする動きがあります。
再生可能エネルギーは「気候の影響を受けるため供給が安定しない」、「大量のエネルギーを貯蔵する技術が発達していない」といった課題があります。
今後コロナウィルスの対策が進み経済活動が復活するにつれてエネルギー需要が高まってきます。
更にはアメリカも環境への影響からシェールオイルへの投資も渋っています。
11月4日に開催されるOPECプラスの会合で原油の増産の可否が議論されるためその結果が注目されます。
仮想通貨(暗号資産)
ビットコインは9月末の488万円から710万円まで値を上げました。
ここ1ヶ月で45%上昇しました。
相変わらずボラティリティー(価格変動)の高い金融資産となっています。
今月の大きなトピックとしてはSEC(米証券取引委員会)がビットコインの先物ETFの上場を承認しました。
先月の投稿ではSECは仮想通貨の規制強化を強めていると報告しましたが規制強化を行う代わりに先物ETFを承認するというシナリオだったようです。
ビットコイン以外の仮想通貨で時価総額第2位のイーサリアムや第3位のバイナンスコインも価格が上昇しており仮想通貨市場に大量の資金が流れていることが分かります。
仮想通貨全体の時価総額も9月末の1.9兆ドルから現在2.6兆ドルとなっていて約37%の上昇となっています。
法整備が不十分かつ信頼性の無い仮想通貨も多くあるといった問題がありますが送金やお金の貸し借りが自動プログラムで可能といった将来性もあります。
引き続き動向を注目していきたいと考えています。
最近のハードウェア及びソフトウェアの技術的な発展によりデジタル分野が大幅に発展してきました。まだまだ未熟な部分も沢山ありますが今後伸びていく分野であることは間違いないかと思います。引き続き状況を注視しながら許容リスクの範囲内で投資して行こうと考えています。
仮想通貨への投資は自己責任でお願いいたします。
まとめ:先ずは11月上旬のイベントに注目しよう
11月2,3日にFOMC、11月4日にOPECプラス会合と大きなイベントを控えています。
これによりテーパリングの開始時期や原油の生産能力が決まってきますのでそれにより相場が大きく動くのではないかと思います。
米国株も原油も長期的には価格上昇は免れないと思われますので上記により価格が下落することがあれば絶好の仕込みのタイミングになるかと考えています。
仮想通貨は今後どうなるか分からないので継続して長期的な積立投資を進めます。
しかし短期的な下落が発生するようであればビットコインやイーサリアムについては買い増してもいいかもしれません。
全体的に相場が過熱するようであれば無理して買わずに利益が出ているものから手放していくのもありだと考えています。
またNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきます。
①先ずは11月頭のFOMCとOPECプラスの結果を確認して分析をおこなう
②大幅な下落局面が発生するようであれば内容を確認してチャンスと思えば買い向かう
③一方的に価格上昇が続いていくようであれば個別株を中心に手放して行くことも検討する
以上ありがとうございました。
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