利上げ停止:今後の投資先について(2023年6月)

投資
この記事のおすすめポイント

①現在の米国経済の状況について説明します
今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します

2023年7月となりました。

あっという間に一年の半分が過ぎました。

今年になって株価も上がり円安も進んで資産が増えた方多いと思います。

2023年6月の状況をまとめていきます。

モモキンが重要と考える今月のトピックス

①6月FOMCにて利上げが止まる
②6月の米国各種経済指標まとめ
③日本株の強気相場入り

投資先について

投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。

前回(2023年5月)の考えはこちらになります。

6月FOMCにて利上げが止まる

6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は13、14日の会合で政策金利を据え置きました。

政策金利の据え置きは2022年1月以来で1年3ヶ月間続けた利上げをついに止めました。

しかし金利はその間に0.25%から5.25%と5%ポイント上昇しました。

政策決定後の声明では「政策金利を据え置くことで情報の見極めが可能となる」と述べています。

一旦やめて様子をみるがインフレは高止まりしていて利上げを再開する姿勢を取ってます。

実際にパウエル議長は29日の講演で年内に少なくともあと2回の利上げが必要と述べています。

FedWatch(政策金利予測ツール)でも次回利上げの確率は86.8%と非常に高い数値となっています。

次回の会合は7月25から26日です。

次回利上げはほぼ確実かと思いますがそれ以降の利上げの計画に注目が集まると考えています。

6月の米国各種経済指標まとめ

6月に発表された5月の米国各種経済指標をまとめます。

消費者物価指数(CPI)は総合で4.0%コアで5.3%での上昇となりました。

CPI総合指数の上昇率はピークをつけてその後下落し2021年3月の水準まで低下しました。

一方でコア指数は2021年12月以降ほぼ横ばいで推移しています。

次に失業率は3.7%で前回の3.4%から0.3ポイントの上昇となりました。

非農業部門雇用者数も33万9000人増加となり市場予測よりも大分多い人数となりました。

まとめるとCPIは下落しつつも高止まりをしていて失業率は微増していると言えます。

また今月の主要な3指数の動きをまとめます。

  • NYダウは33093ドルから34407ドルと4.0%の上昇
  • ナスダックは12975ドルから13788ドルと6.3%の上昇
  • S&P500は4205ポイントから4450ポイントと5.8%の上昇

3指数ともに大きく上昇しました。

利上げも終了が近づき急激なインフレは無くなり株式に資金が流れつつあると見えます。

やはり今後の経済指標による利上げ見通しが気になります。

日経平均株価上昇について

今月は日経平均とTOPIXについても動きを確認いたします。

  • 日経平均は30916円から33189円と7.3%の上昇
  • TOPIXは2145ポイントから2288ポイントと6.7%の上昇

日経平均もTOPIXも米国のどの指数と比べても上昇しました。

為替相場は以下の通りです。

  • ドル円為替は140.62円から144.32円と2.6%の円安ドル高

日本は金融緩和、米国は金融引締めと異なる金融政策の継続が続いています。

「その結果円安ドル高が更に進み日本株が外国人投資家から多く買われて株価が上昇している。」

上記のように考えるのが妥当だと思っています。

円安が進み過ぎる(1ドル145円~150円)と前回と同様に政府が介入に入ると考えられます。

また米国の金利上昇が収まれば円高に進み日本株が売られるのではないかと考えています。

まとめ:利上げ停止後の経済状況

今月のFOMCで1年3ヶ月続いた利上げがついに据え置かれました。

しかし7月のFOMCは利上げがほぼ確定だと思います。

その後利上げが完全に止まったら物価はどうなるのか?

利上げが止まったら為替は本当に円高になるのか?

年後半にかけてそのあたりが徐々に明らかになってくると思います。

今よりも更に急激な株価上昇や株価下落が起きない限り株式の売却や追加投資はしない予定です。

当面はインデックスファンドに積立投資をしながら経済指標を注視していこうと考えています。

そして、どんなときでもNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。

この記事を書いて感じたこと

①今月のFOMCは1年3ヶ月続いた利上げが停止なった
②次回7月FOMCは0.25ポイント利上げを行う可能性が高い
③米国の金融引締めがいつ終わるかは経済指標次第なのでCPIと失業率を注視する


以上ありがとうございました。

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