①現在の米国経済の状況について説明します
②今後の米国経済がどうなるかを予測します
③今後の投資の方針について検討します
モモキンです、2022年8月末となりました。
8月になり大分暑い日が続いていました。
ここにきて雨が多く午後や夕方になると涼しくなることもあり暑さのピークが過ぎた感じです。
9月も暑い日が続くこともあると思いますが徐々に秋に向かっていきます。
コロナウィルスは外出制限をしていないので感染者数は増えています。
それでも規制は行わず社会がコロナウィルスに慣れるように仕向けているのだと思います。
海外からの渡航制限の解除やインフルエンザウィルスと同等の扱いになる日も
そう遠くないのではと感じられるようになりました。
ウクライナ・ロシア戦争はあまり進展が無いように見受けられます。
アメリカを中心とした西側諸国とロシアや中国を中心とした国々の
グループ分けみたいなものができつつあるように思えます。
2022年8月の状況をまとめていきます。
①FRBパウエル議長の強力なインフレ対策の推進
②ヨーロッパでの急激なインフレ
③7月の米国消費者物価指数はピークアウト
投資先について
投資先としては米国株ETF、米国個別株、仮想通貨を対象としています。
前回(2022年7月)の考えはこちらになります。
FRBパウエル議長のインフレ対策の継続
8月26日にFRBのパウエル議長はジャクソンホール会合で講演を行いました。
内容をまとめると
「インフレは簡単に収まるものではなくデータを見ながら対策を継続する」
というものです。
パウエル議長は「インフレ率を2%以下にすることが重要な焦点」と述べ最重要課題と捉えています。
FRBが取れるインフレに対する金融政策は利上げと金融引き締めがあります。
毎月の消費者物価指数(CPI)や失業率をみながら金融政策を決めています。
消費者物価指数が高止まりし失業率が低いため当面は利上げと金融引き締めが続くと考えられます。
以前から行っていることを継続することを再説明した講演でした。
しかし株価はそれを受けて一日でダウもNASDAQもS&P500大きく値を下げました。
同様に為替も円安に振れました。
ヨーロッパでの急激なインフレ
ヨーロッパでもインフレが進んでいます。
イギリスでは7月の消費者物価指数が前年同月比で10.1%の上昇となりました。
ロシアからヨーロッパへのガスの供給不足により電力価格とガス価格が高騰しているためです。
ドイツやフランスでも電力価格が高騰していて電力先物価格が年初来から5倍以上となっています。
需要が高まる冬季に向けて状況が改善されないようであれば更に高騰する可能性があります。
石油や石炭といった代替エネルギーの模索を進めると考えられます。
エネルギー不足により経済が停滞した場合の世界経済へ影響を注視しています。
7月の米国消費者物価指数はピークアウト
7月の消費者物価指数(CPI)は8.5%と先月の9.1%から下落しました。
失業率も3.5%と50年振りの低水準となりました。
これを受けて8月半ばにダウもNASDAQもS&P500も一時的に上昇しました。
しかしながら先に述べたパウエル議長のインフレ対策のための金融政策の説明がありました。
ダウは先月末の32845ドルから32283ドルで1.8%下落しました。
NASDAQは先月末の12390ポイントから12141ポイントで2.1%下落しました。
S&P500は先月末の4130ポイントから4057ポイントと1.8%下落しました。
結局3指数とも8月半ばの上昇分を食いつぶして先月末から若干の下落となりました。
9月の消費者物価指数と失業率そしてFOMCでの利上げ幅が今後の株価を決める要因となりそうです。
特にエネルギー価格は現在は政治的な要因で乱高下するためその影響が大きいと考えています。
まとめ:仕込みのタイミングは遠ざかったか?
先月のまとめで利上げや金融き締めが停止するタイミングについて考えようとコメントしました。
天然ガスや電力の価格は上昇し冬場に向けてエネルギーの備蓄も遅れていると聞いています。
CPIは一旦下がりましたが冬場に向けてインフレが進む可能性もあると考えています。
インフレが進めば各国の中央銀行は金融引き締めするので株価は低迷することになります。
当面は様子見でまずは9月の消費者物価指数と失業率とFOMCの利上げ幅を確認したいところです。
どんなときでもNISAやiDecoによる米国株もしくは全世界株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
①インフレが収まるまで利上げと金融引き締めは続くと再認識した
②エネルギーの需給がひっ迫しているので当面インフレは収束しない可能性が高い
③当面は様子見、9月の消費者物価指数と失業率とFOMCでの利上げ幅を確認する
以上ありがとうございました。
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