①「黄金の羽根」の意味とそれを拾う方法がわかる
②資産を増やす唯一の方法がわかる
③人生を最適設計することの意味がわかる
モモキンです。
「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」という本を紹介します。
著者は橘玲(たちばなあきら)さんになります。
リベ大のおすすめ書籍にもなっています。
刊行は2017年8月4日でページ数は418ページです。
文庫本ですので持ち運びに便利です。
この本を読んでモモキンが考える結論は以下3点になります。
①制度の歪み(ゆがみ)から発生する「黄金の羽根」を活用する
②人生を最適設計するために「資産運用」と「マイクロ法人」を活用する
③「経済的自由」を手に入れる
この本を読んで「経済的自由」とそれを実現する方法について学ぶことができました。
今まで「経済的自由」について全く知識がないことを知りました。
親や学校や会社で学ぶ機会がなく、最近Youtubeで「FIRE」や「フリーランス」といったキーワードから「経済的自由」という考え方を知りました。
この記事を参考に実際に本を読んでもらえるとありがたいです。
本の概要
「黄金の羽根」について
「黄金の羽根」とは何でしょうか?
本書では2002年の日韓ワールドカップのチケット争奪戦の例にして説明しています。
だいぶ昔のことであまり覚えていないのですが観戦チケットの人気が高騰し1枚7000円のチケットが当時20万円でオークション等で売られていたそうです。
一方で簡単に手に入れて家族で観戦する人や転売して儲ける人がいました。
なぜそうなるかというと言われれば分かるのですが海外販売分のチケットが大量に余っていて海外に住んでいる人は簡単に買うことができたそうです。
それを海外に住んでいる知り合いや業者に頼んで日本に送ってもらえばいいだけの話だったそうです。
このように仕組みや制度の歪み(ゆがみ)から発生する幸運を著者は「黄金の羽根」と呼び、手に入れた者には大きな利益をもたらしてくれると本書で説明しています。
世の中はたくさんの仕組みや制度があります。
その中にはおかしな所もあるので黄金の羽根が落ちているはずです。
それに気づくのも難しいしリスクを取って拾いに行くのも勇気が入りますね。
どのような所に制度の歪みや黄金の羽根があるのかを見ていきます。
お金持ちの方程式と資産運用について
言われてみればそうなのですがお金持ちの方程式というものがあります。
それも非常に簡単な数式で表されています。
もったいぶらずに以下に書きます。
<お金持ちの方程式>
資産形成=(収入―支出)+(資産X運用利回り)
このお金持ちの方程式から言えることとして
お金持ちになるには以下の3つの方法しかないと述べられています。
<お金持ちになる方法>
①収入を増やす
②支出を減らす
③運用利回りを上げる
つまり支出を減らし収入を増やして資産を増やしそれを投資しながら運用利回りを上げることです。
非常に単純明快なのですが実際はいろいろな課題があって上手くいかないと思います。
本書では上記に対して取るべき戦略をもう少し詳しく解説いますので読んで参考にしてもらえるとよいと思います。
また資産運用についても株やマイホーム取得そして保険についても普段なかなか知ることができない内容が解説されています。
マイクロ法人について
リベ大の動画を見ていたので「マイクロ法人」という言葉は知っていました。
本書で述べられている内容としては先ず「マイクロ法人」という非常に小さな法人を立ち上げます。
そしてその「マイクロ法人」を活用して税金と社会保険料を最適化する方法が解説されています。
給与所得者であるモモキンとしては本当かいなと思ってしまいました。
ですが本書を読み進めていくと嘘が書いてあるとは思えず、個人事業主や中小企業の経営者で上手いことやっている人は結構いるのでは?と思いました。
勉強になったポイント
本を読んで勉強になったポイントは以下になります。
奇跡のファイナンス
日本は超低金利状態ですが個人でお金を借りると用途にもよりますがそれなりの金利を取られます。
住宅ローン以外は数パーセント以上とられるのではないでしょうか?
ところが法人や個人事業主となると状況が変わるようです。
公的金融機関がお金をかしてくれるとのことです。
当然事業内容は精査されますが各自治体には創業支援制度というものがあり低金利でお金を貸してくれることが説明されています。
創業に対しては様々な優遇制度があり、たくさんの「黄金の羽根」があると述べられていました。
クリエイティブクラスとマックジョブ
現代の仕事は3つに分けられると述べられています。
クリエイター、スペシャリスト、マックジョブの3つです。
マックジョブとは誰でもできる代替可能な仕事です。
マクドナルドでマニュアルを見て理解すれば誰でもできることからマックジョブと呼ばれています。
スペシャリストとは専門家のことで何らかのビジネスに精通してその知識や経験を活かして収入を得ている人のこと言います。
クリエイターは創造的なビジネスに携わっている人のことをいいます。
スペシャリストとクリエイターはクリエイティブクラスとよばれマックジョブと比較して今後も格差が広がっていくと述べられています。
更には スペシャリストとクリエイターの仕事は詳しい説明は省略しますがベルカーブとロングテールに分類されると述べられています。
そのため収入に関してはクリエイターこそが最強であると述べれられています。
また日本固有の職業である「サラリーマン」という職業の特徴とそのメリットとデメリットについても詳しく解説されています。
まとめ:今一度人生を最適設計しなおしたい
親の教育、学校での教育や生活、会社生活を通して何となく人生こんな感じかなというイメージがあったのですがこの本を読んでそれは非常に偏った考え方であると気づくことができました。
本書を読むと結局のところ収入も支出も最適設計できることが分かります。
ただそれを実践するには簡単ではなくいろいろな勉強や大幅な人生設計の見直しが必要です。
父親も中小企業の経営者だったのですが起業当初と晩年は苦労していたのを見ていて「サラリーマン」こそが理想の働き方だと考えていました。
年々上がり続ける保険料と税金、上司からの指示で流れてくる仕事、上位の意向、定年再雇用時の年収ダウン、本当の定年後の生活、みんな先行き明るく仕事しているのでしょうか?
たぶん自分もそうですが「今置かれている状況がそうだから受け入れるしかない」と答えるのではないでしょうか?
少子高齢化、右肩上がりの経済はもう既になく人口動態から考えると日本経済は落ちていく一方だと思います。
しかし周りを見渡すと実は「黄金の羽根」が落ちていたりするようです。
今まで学校の勉強ばかりでそのあたりの勉強をしてこなかったのでもう少し勉強してから「黄金の羽根」を拾いに行きたいと考えています。
①経済的自由はいつ達成できるかという問題はあるが不可能ではない
②「黄金の羽根」を拾えるように日々努力する
以上ありがとうございました。
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