幸福を知る:「 精神科医が見つけた3つの幸福」(樺沢紫苑)について

読書
この記事のおすすめポイント

①幸福とはいったい何なのかを知ることができる。
②幸福には種類があり達成すべき順番があることを理解することができる
③幸福を得るために実践すべき方法ついて知ることができる

モモキンです。

「精神科医が見つけた3つの幸福」という本を紹介します。

Youtubeでも有名な樺沢紫苑先生の本になります。

樺沢先生はすでに本をたくさん出版されていて有名な著作として「アウトプット大全」「ストレスフリー超大全」などがあります。

まだ読めていませんが今後紹介できたらと思っています。

この本はリベ大でも紹介&解説されていました。

刊行は2021年3月22日でページ数は366ページでしたが非常に読みやすかったです。

この本を読んでモモキンが考える結論は以下3点になります。

モモキンのこの本の結論

①幸せになりたいと思ってはいるが幸福とは何なのかを分かっていないことを知った
②幸福を感じる内容は人それぞれだがベースとなる部分は共通である
③幸福をレベルアップさせ持続させていくためには自身のコントロールが必要

この本を読むまでは幸福とは何となくですが「自分のしたいことが実現できること」のように考えていました。

部分的には合っているのですがそれではいつか破綻してしまいます。

そしてそれは本質的な幸福ではないと思います。

この記事を参考にして実際に本を読んでもらえるとありがたいです。

本の概要

幸せとは脳内物質である

人は日常生活の中で起きたできごとや何らかの結果に対して幸せを感じます。

そのときに脳の中で脳内物質が分泌され幸福と感じることができるのです。

幸福を感じる時には様々な脳内物質が分泌されますがそれらを幸福物質と呼んでいます。

主な幸福物質として「ドーパミン」「オキシトシン」「セロトニン」を上げていて本書の中で3大幸福物質と呼んでいます。

この3大幸福物質ですが幸せを感じるシチュエーションにより分泌される幸福物質が変わってきます。

よってそれぞれの性質を理解してどのような幸せを感じるかを生活習慣の中に取り入れていくことが重要です。

3大幸福物質から幸福を分類すると以下のようにまとめることができます。

<3大幸福物質からみた幸せの分類>

・「セロトニン的幸福」:健康の幸福、心と体の健康
・「オキシトシン的幸福」:つながりと愛の幸福、人間関係、コミュニティとのつながり
・「ドーパミン的幸福」:興奮する幸福、お金、成功、名誉、地位による幸福

幸福には順番がある

上記によって幸福を分類しましたが実際には優先順位があります。

この優先順位を間違えてしまうと幸せになることができません。

優先順位は以下のようになると述べられています。

<3つの幸福の優先順位>

「セロトニン的幸福」→「オキシトシン的幸福」→「ドーパミン的幸福」

幸福というと「成功」を追い求めてガムシャラに働いたり、勉強したり、練習したりと考えてしまいますがベースとなるのは本人の「健康」です。

「健康」な肉体や精神があってこそ自己実現ができるということになります。

そして「つながり」を無視すると周りに家族や友人がいないということになります。

これでは何のために「成功」したのか分からなくなってしまいます。

よって「セロトニン的幸福」という土台の上に「オキシトシン的幸福」をつくり、最後に「ドーパミン的幸福」を積み上げていくことが重要です。

これを「幸せの三段重理論」と説明していて幸せを実現するため鉄則であると言えます。

モモキン
モモキン

幸福といえばドーパミン的幸福ばかり追い求めてた気がします、、、。

それは逆に非効率だと感じました。

勉強になったポイント

本を読んで勉強になったポイントは以下になります。

セロトニン的幸福を手に入れる方法

先ずは自身が精神的そして肉体的に健康でなければいけません。

そのためにはセロトニン的幸福を手に入れることが重要です。

セロトニン神経を活性化させるためには「睡眠」「運動」「朝散歩」を習慣化させて実践することで手に入れることができます。

書籍には他の方法についても詳しく書いてありますので読んで実践されてみるといいと思います。

家族との関係を大切にする

オキシトシン的幸福の中ではパートナーや子供との接し方についていろいろな切り口で説明されています。

家族と過ごす時間は長くかつ重要であるため「いい人間関係」「協力」「貢献」を通して「つながり」をつくることが重要です。

また日々の生活を通して「親切」や「感謝」することによってオキシトシン的幸福をてにいれることができます。

ドーパミン的幸福は取り扱い注意が必要

お金を得る、仕事や社会的成功、地位や名声、といったものに対して人はドーパミン的幸福を感じます。

そのような幸福を得るともっとレベルアップしたいと思い自己成長の原動力となります。

一方で現在の状況では満足できなくなり場合によっては依存症を引き起こします。

よってドーパミン的幸福はプラスのところだけを引き出せるように自分自身を上手くコントロールしていく必要があるのです。

世の中をみていても上手くコントロールできている人とそうでない人がいるとおもいます。

読んだ後に取り入れたこと

本書にはすぐに実践できることがたくさん書いてあります。

「睡眠」「運動」「朝散歩」はすでに習慣化しているのですが、本を読んで新しく取り入れたのは「3行ポジティブ日記」です。

方法はいたって簡単で「寝る直前に今日あった楽しいできごとを3つ書く」だけです。

これを習慣化するだけで幸せになれます。

明日どうしようと仕事のことを考えて眠りにつくことが多かったですがその日の良いことを思いだすことの大切さを知りました。

まとめ:日常の幸福を大切にする

ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。

普段生活していると日常の生活や忙しさに追われてしまいます。

家族への感謝や楽しかったことを振り返る時間、何が幸せなのかを考える機会を意識して取ることが重要ではないでしょうか?

それを行わないとただ生きているだけのロボットみたいな味気ない人生になってしまうと思います。

楽しかったこと、嬉しかったこと、美味しかったこと、良かったことを感じながら今を生きていきたいと思いました。

この記事を書いて感じたこと

①幸福は追い求めるよりも幸福を感じる能力を高めることの方が重要
②「幸福の三段重理論」を理解して日々の生活に取り入れていきたい


以上ありがとうございました。

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