2026年11月となりました。
秋も深まり、朝晩は肌寒く感じられるようになりました。
10月の状況を振り返ります。
引き続きシンプルな情報の提供とします。
米国主要3指数の動向、物価上昇率、失業率、を現時点での最新データを元に確認します。
米国株主要3指数推移
10月は月末にかけてハイテク株が大きく売られる展開となりました。
10月の米国株価主要3指数の推移は以下の通りです。
- NYダウ:51,829ドル→51,770ドル(▲0.1%)
- ナスダック:27,069→25,437ポイント(▲6.0%)
- S&P500:7,744→7,580ポイント(▲2.1%)
3指数とも下落し、特にナスダックの下げが大きくなりました。
ナスダックとS&P500は月前半に最高値を更新しましたが、月末の決算発表で流れが変わりました。
大手ハイテク企業の決算をきっかけに、巨額のAI投資に見合う収益が得られるのかという懸念が広がり、半導体を含むハイテク株が売られました。
株式が売られる一方で、安全資産とされる米国債は買われました。
9月に2007年以来の高い水準まで上がった米10年債利回りは、月初の5.24%から月末には4.94%まで下がり、5%を下回りました。
10月28日のFOMCでは政策金利は3.75〜4.00%で据え置かれましたが、2人の委員が利上げを主張しました。
消費者物価指数と失業率
9月の消費者物価指数は以下の通りです。
- 総合CPIは前年同月比で3.7%の上昇
- コアCPIは前年同月比で2.6%の上昇
総合CPIは前月の3.4%から上がり、物価の伸びが再び強まりました。
ガソリン価格が前月比で9.1%上昇し、全体の上昇分の半分以上を占めています。
コアCPIも2.4%から2.6%に上がっており、エネルギー以外の物価にも注意が必要といえます。
9月の雇用統計については以下の通りです。
- 失業率は4.2%と先月より0.1ポイント増加
- 非農業部門雇用者数は前月比2万9000人増加
市場予測の9万人を大きく下回りました。
7月分と8月分も6万人下方修正され、7月分は増加から減少に改められています。
雇用は鈍ってきたといえます。
イラン情勢の緊迫と原油高
2月に始まった米国・イスラエルとイランの戦争をめぐり、10月は中東での攻撃が相次ぎました。
主な出来事は以下の通りです。
10月29日、イラン寄りのフーシ派がサウジアラビアの製油所などを攻撃したと発表
10月30日、ホルムズ海峡でタンカーが爆発物による攻撃を受ける
ホルムズ海峡は、中東の原油を運ぶタンカーが通る重要な海の通り道です。
10月の原油価格の動きは以下の通りです。
WTI原油先物:1バレル104.12ドル(月間で15.2%の上昇)
4月末以来の高い水準となりました。
ここからは市場の受け止めです。
中東からの原油の供給が滞るおそれが意識され、原油が買われました。
原油高が続けば、ガソリン価格などを通じて物価に影響する可能性があり、今後の物価の動き次第といえます。
10月30日の株式市場では、決算の好調もあってエネルギー株が買われ、シェブロンとエクソンモービルの株価は過去最高値をつけました。
まとめ:ハイテク株の調整と物価の再上昇
10月はハイテク株の調整が相場の中心となり、ナスダックが大きく下落しました。
中東ではイラン情勢をめぐる攻撃が相次ぎ、原油価格は1か月で15%あまり上昇しました。
物価はガソリンを中心に再び伸びが強まる一方、雇用の伸びは鈍っています。
物価と雇用が逆の方向を向くなかで原油高も重なり、金融政策のかじ取りは難しくなっているといえます。
人気の銘柄が大きく下げる月は不安を感じやすいですが、決めた金額を決めた通りに買い続けることが大切だと思います。
どんなときでもNISAやiDeCoでの米国株インデックスファンドによる積立は粛々と継続していきましょう。
以上ありがとうございました。
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